BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーガッチャード 第14・15話感想

 アトロポスの言葉に思い詰めていたりんねを元気づけていた宝太郎だったが、突如レベル10のケミーの一体、エックスレックスの咆哮を耳にする。その捜索中に二人は、雑誌で恐竜の記事を連載している父のために恐竜の写真を撮りに来たという少女と出会うが…。

 

 加治木が愛読してる雑誌以外にも似たような雑誌があるとは。あんな月刊ムーみたいな雑誌がいくつも存続できてるって、この世界には出版不況というものはないのでしょうか。まぁそれはともかく、早くも2体目のレベル10のケミー、エックスレックスが登場。その名の通りTレックス型の巨大なケミーで、人間をパクリと丸のみにしてしまうのですが、それは捕食ではなく、エックスレックスは飲み込んだ人間の記憶を覗ける能力を持っており、興味を持った人間のことが知りたくて人間を飲み込んでは記憶を見るという、なんともはた迷惑な修正を持っていることが判明。こんな奴相手でも記憶を見られること上等で友達になろうとする宝太郎は、確かに大物錬金術師の素質がありそうです。しかし、そうしてエックスレックスが覗いた宝太郎の記憶の中には、彼自身も知らない子供の頃の自分がホッパー1と一緒にいた記憶も…。もしや、以前に一度出会っていて誰かに記憶を消されたんでしょうか。

 

 そこへ現れる冥黒の三姉妹。ドレッドはラケシスまたはクロトーが使うことになったようで、宝太郎に対してドレッドに変身して襲いかかってくるクロトー。エックスレックスのカードを使ったスーパーガッチャード相手にも互角の戦いを展開する一方、りんねに対して例の如く言葉攻めをするアトロポス。しかし今回のりんねはやられる一方ではなく、彼女が仲間や親子の絆を否定するのはそれらに対する憧れの裏返しだと指摘して反撃。これがどうやら図星だったらしく、これまでの余裕の態度はどこへやら、あからさまに動揺するアトロポス。言葉攻めの攻撃力が高い一方で、自分が言葉攻めされたときの防御力は紙みたいにペラペラなんでしょうか。これを反撃の契機としてりんねが援護に回ったことでラケシスが変身していたマルガムを撃破してケミーを回収、さらに捨て身の攻撃を放とうとしたクロトーのドレッドに対しても、錆丸の時と同様に分離したうえで抜け殻となったドレッドを撃破。クロトーを助ける結果になったぶん、ただ倒すよりも大きな屈辱をナチュラルに相手に与えてますね、宝太郎。クロトーのフィジカルの強みはあったけど、錆丸ほどうまくレプリケミーカードを使いこなせてない分、総合的にはパワーダウンしてないでしょうか、ドレッド。