BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

烈車戦隊トッキュウジャー VS 仮面ライダー鎧武 春休み合体スペシャル

 烈車に乗って旅を続けるトッキュウジャー。今回の停車駅は、あの沢芽市だった・・・ということで、ディケイドとシンケンジャー以来となる、スーパー戦隊仮面ライダーがコラボするスペシャルなお話。ディケイドの時はコラボとはいっても戦闘シーン以外ではほとんどディケイドとシンケンジャーが絡むことはありませんでしたが、今回は1時間まるまる使って両番組のキャラたちが絡むところを堪能させていただきました。スーパー戦隊は「陽」、仮面ライダーは「陰」と、そもそものキャラクター性自体が全く異なるヒーローですが、「街を探す」トッキュウジャーと「街を守る」鎧武、「自分たちの街」というキーワードで両者をつなげてみせた物語がなかなか見事でした。色物キャラの怪人を演じさせたら右に出る者はいない津久井教生さん演じるモグラロイドも、実にキャラが立っていました。

 それにしても、インベスの巨大化は実は本気で沢芽市の危機だったのでは。先週鎧武がスカラーシステムを破壊していたこと、そして今週トッキュウジャーが来てくれたおかげで大した難もありませんでしたが、そうでなければ巨大インベスごとユグドラシルが街を消滅させかねなかったかもしれません。一方、志村後ろ状態の兄さんときたら。この人はイマジネーションが皆無だからなぁ・・・。

 一方、バダン怪人を呼び出そうとしては失敗して、ヘルヘイムの森につなげてしまっていたモグラロイド。一見するとただのドジな怪人に見えますけど、今回見てきた仮面ライダー大戦で、バダンが死の世界の怪人軍団だったことを考えると、案外ヘルヘイムの森もまた、死後の世界となんらかの関わりがあるのではないか、と勘繰ってみたくなりました。そもそもヘルヘイムという名前自体が、北欧神話の死の世界の名前ですし・・・。