BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンジード 第24話感想

 ケイのストルム器官、エンペラ星人とダークルギエルのカプセルを取り込み、アトロシアスへと変身したベリアルは吸収したキングの力をストルム器官で自らの力へと変換し始めた。クライシスインパクトの再来が迫る中、ジードとゼロ、その仲間たちの総力を結集した決戦が幕を開ける。

 ベリアルアトロシアスの誕生という最悪の事態に陥りながらも、AIBで研究されていたカレラン分子分解酵素やゼガンの異世界転送能力など、これまでの伏線がちゃんとベリアルへの対抗策として生かされているのがいいですね。作戦開始までの間、ルミナとともにマユの誕生日を祝う束の間の休息を楽しむレイト。夫がゼロに変身することをすでに見抜いていたことをルミナが告白する場面は、やはりゼロの父親であるダン(セブン)とアンヌの別れを思い出しますね。

 ゼロとベリアル、因縁の対決から幕を開ける決戦。そんな中、散々利用された挙句にストルム器官を奪われ余命いくばくもない体にさせられたにも関わらず、なおもルミナとマユを人質に取ってベリアルを助けようとするケイ。ベリアルは「愚かな奴だ」としか言いませんでしたが、ここまでくるとどんなにあしらおうが仕打ちをしようが絶対に別れてくれないメンヘラの彼女みたいで、愚かというより怖いですね。結局ケイの企みはライハによって阻まれ、ピンチに陥っていたゼロの元にもジードが救援に駆けつけたところで今回は終わり。いよいよ次回、最終回。リクはこの最低最悪のクソ親父をぶちのめすことができるのか。ジーッとしててもドーにもならねぇ!