タツミ隊長がGUTS-SELECTアジアの総司令官に任命された。ケンゴの発案でサプライズでのお祝い会を催すことになったが、隊長ばかりでなくなぜかほかのメンバーにも幸運が舞い込むことに。そんな中、再びゴルバーが出現するが…。
「スマイル作戦第一号」という、間違いなくトンチキな話になるという第一印象とは裏腹に、なぜかタツミ隊長ばかりでなく他のメンバーにも幸運…というより、それぞれの願望が叶うような事態が続出していく展開に、「なんか変だぞ…」と違和感を抱いていきましたが、まさか最終的にあいつの仕業であることが明らかになるとは。こちらの予想を裏切る展開としては、ここ数年に見た作品の中でも稀に見る巧みな脚本でしたね。ケンゴだけならいざ知らず、闇の巨人たちまでもがあいつの術中にはまるとは。しかしあいつらが見た願望が叶う幻影、カルミラは「元カレとよりを戻す」、ダーゴンは「惚れた女に振り向いてもらえる」、ヒュドラムはどこぞの航空参謀の如く「ニューリーダー」と、揃いも揃って俗なものばかり。お前ら本当にエタニティコアが欲しいのか。しかしまぁそんな俗な連中であっても闇の巨人までも術中にはめたという点においては、今回のあいつらは相当手ごわい存在のようです。
というわけで、登場の前振りに一話使うという破格の待遇で、次回ティガの仇敵であるあいつらが登場。人類を導くとかさんざん大口を叩いておきながら、邪神が現れたらさっさとトンズラこいた情けない奴ら、というティガでの評価を覆せるか。
