BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

PROJECT X ZONE プレイ感想:ムゲフロファンなら間違いなく楽しめます

 というわけで、PROJECT X ZONEをようやく少しプレイすることができたので、現時点での感想を。

 まずシステム面ですが、基本的なところは祖形であるナムカプとその後継であるムゲフロと同じですね。ユニットは二人一組のペアユニットと一人のソロユニットの2種類があり、これを組み合わせてトリオユニットを結成。バトルではペアユニット+ソロユニット+近くにいるペアユニットの最大5人で同時攻撃を仕掛けます。スパロボのようなオーソドックスなシミュレーションとは異なり、ユニットはスピードによって行動順が決まるので、好きなタイミングでユニットを動かすことはできません。行動順を把握して効率よく敵を倒していくことが重要になりますね。今までにプレイしたゲームだと、デビルサバイバーシリーズがこれに近いです。

 バトルは完全にムゲフロと同じ、吹っ飛ばした敵を地面に落とさないようにテンポよくボタンを押して技を繰り出しコンボをつないでいくもの。ムゲフロをプレイした人なら問題なく同じ感覚でコンボをつなげる爽快感を味わえるでしょう。ムゲフロではあらかじめコンボを構成する技の順番を決めて後はボタンを押すだけでしたが、このゲームではコンボをどうつなげていくかはその都度決めることができます。技表が画面に表示されているので決めやすいです。

 ストーリー面では、さすがにナムカプ、ムゲフロと経てきただけあって、キャラの持ち味を再現しながらの軽妙なやり取りは、プレイしたことのないゲームのキャラであっても問題なく楽しむことができます。私は格ゲーがド下手なので基本的にはやらないのですが、リュウ、仁、アキラの3人が一堂に会するなどは、格ゲーファンにとっては夢のような出来事でしょうね。3人ともこのゲームに参加している3社・・・というより日本を代表する格ゲーの主人公ですし。
 ムゲフロファンとしては、プロローグで早くもハーケンと神夜の2人が登場したのがうれしいですね。そして思いました。やっぱりアシェンと錫華姫もいないと、この2人に対する深刻なツッコミ役不足だと。さすがにゼンガー親分にはその役は期待できそうにありませんし、零児が加わるのを待つしかないか・・・。今までのムゲフロ2作で駄乳、汚乳、煩乳etc・・などと散々に言われてきた神夜ですが、今回もさっそく突然転移してきたジェダ(ヴァンパイアシリーズ)に丁寧かつ詩的な言葉で貶される始末。現段階ではまだまだ多くのキャラが未登場ですし、今後どんな笑えるやり取りが見られるのか、楽しみにしながらプレイしていくとします。