BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の動物戦隊ジュウオウジャー 第5話感想

 人間世界に取り残されていたゴリラのジューマン・ラリーとの出会いと、アザルドとの初戦闘の回。人間世界にやってきて、そのまま取り残されていたジューマンがいたとは。スーパー戦隊シリーズでは過去にもニューヨーク在住の小説家のゴリラが出てきましたけど、ジューマンたちが彼らにあったらどんな反応をするのやら。ゴリラの研究は実際に研究者が群れの中に入っていくことが重要ですが、ゴリラの方から人間世界でのフィールドワークを行っていたとは面白い。ただ、ゴリラ研究者たちは細心の注意を払いながらゴリラに接触するというのに、ラリーの人間へのコンタクトの仕方は研究者のくせにあまりにもお粗末でした。ゴリラに限らず動物に接触する際はいきなり驚かせてはいけないというのは鉄則中の鉄則なのに。警官に銃で撃たれたのは気の毒ですけど、人間がクマをいきなり驚かしたら当然襲われるのと同じ話ですよね。

 一方、ゲームを始める前にジュウオウジャーに撃墜されて行方不明となったプレイヤーを探しに地球へと降りてきたアザルドが、ついにジュウオウジャーと戦闘に。幹部との初戦闘のお約束通り圧倒的な強さを見せるアザルドの前に重傷を負ってしまう大和でしたが、大和の動物を愛する心に動かされたラリーは、自身のジューマンパワーを大和の王者の証に託すことに。そしてこれによって、大和はジュウオウゴリラに変身。モードチェンジやスーパー変身ではなく、ワシからゴリラという全く違う戦士に変身してしまうというのは前代未聞ですね。マジグリーンマッスル以来のマッスルボディから生み出されるパワーによって、大和は見事アザルドを粉砕。「コンティニューの必要はない」と妙に余裕を見せるジニスですが、アザルドは再生能力でも備えているんでしょうか。そして、戦いの後姿を消したラリーの行方は・・・。