BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第14話感想

 幼稚園の遠足の予定地であるという山で不気味な声を聞いたという通報を受け、必ず遠足に行けるように事件を解決することを園児に誓う圭一郎。しかしそこでパトレンジャーを待ち受けていたのは、彼らを狙うために仕組まれた罠だった・・・。

 圭一郎が警察官を志すきっかけとなった過去の出来事が明らかに。子供の頃に近所で起こった通り魔事件の解決を自分に誓い、見事にその誓いを果たしてくれた警察官が圭一郎のヒーローであり、警察官を志す原点となった・・・という過去は、同じように子供の頃に自分を助けてくれた人に憧れて近づこうとしたジョジョの奇妙な冒険4部の仗助や5部のジョルノを彷彿とさせるものでしたね。今度はあの時の警察官と同じ立場となり、自分が子供との約束を果たす立場になったことにいつも以上に事件解決への意欲を燃やす圭一郎でしたが、それがあのような窮地を招いてしまうことになるとは・・・。というか、毒云々よりも明らかに胸を貫かれてることのほうが心配なんですが。

 一方、ギャングラー側ではついに屋敷を出て自ら前線に足を運んだボスに注目でしたね。今までは基本的に部下がどんな方法で後継者アピールをしてもそれを容認したり、自分の銅像をうっかり壊されて間抜けな声を出してしまったり、自分が主役の映画の完成を本気で楽しみにしたりと、寛大かつお茶目なところが目立っていましたが、今回はわざわざ自分を呼びつけた部下に「ぬるいもん見せるんじゃないぞ」と釘を刺したり、その部下が下手を踏んだらパトレンジャーごと攻撃して「俺の座ってる椅子はそんなに安いもんじゃねぇんだよ」と凄んだり、おそらくはこちらの方が本当の顔と思わせる、500年にわたって犯罪組織をまとめ上げてきたボスとしての顔を初めて垣間見せましたね。一撃でつかさと咲也に大ダメージを与えた攻撃はまさにラスボスらしいものでしたが、果たしてボスの持つお宝はどんな力を持っているのか・・・。

 そして、不気味な声の正体であったクレーン&ドリル。ルパンレンジャーの持つシザー&ブレードと同じく2機が合体しているタイプのトリガーマシンですが、こちらはさらに男の子が喜びそうな組み合わせですね。しかし、兄は巨大ロボ戦に巻き込まれてパトカイザーに踏みつぶされ、弟は自分たちが持っていたビークルに殺されるって、どんだけダメなんだクラッシュブラザーズ・・・。