BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーゼロワン 第14話感想

 滅亡迅雷.netがシンギュラリティに達したヒューマギアの情報をあまりにも早く正確に突き止めることから、飛電インテリジェンス内のスパイの存在を疑う不破と唯阿。おりしも飛電インテリジェンス本社には、遅刻しそうになってバイクを出動させたアルトに説教をするため、ゼアのメンテナンスを行っている宇宙飛行士型ヒューマギア兄弟がやってきていたが…。

 

 シンギュラリティに達したヒューマギアの情報を滅亡迅雷.netはどうやって手に入れているのか?というのはかねてからの疑問でしたが、思っていたよりもあっさりとその謎が解き明かされた回。まぁスパイがいたというのは意外でも何でもないのですが、要するにゼアはヒューマギアがシンギュラリティに達したことを何らかのかたちで感知することができるということですから、今後どうにかしてその方法を突き止めれば、或人たちも情報面で滅亡迅雷.netに対抗できる可能性が出てきますね。

 

 そして、滅と迅がいるなら亡と雷もいるんじゃないかという単純な推測が現実なものとなり、仮面ライダー雷が登場。ただ驚きだったのは、登場したその話でその雷がこちらも初登場となったバルカンアサルトウルフにやられるというあっけなさ。そのアサルトウルフですが、今までスパイをさせていた雷をその任から解き、なおかつゼロワンやバルカンのプログライズキーを奪ってアークを起動させるという手間のかかる方法で構築したところから見ても、滅亡迅雷.netの計画にとって相当重要なファクターだったはず。滅はそれを迅に使わせるつもりだったようですが、果たして何をするつもりだったのか。それ以上に謎なのは、それを使ってみせた不破。力ずくでロックを解除するまではいつものことですが、本来滅亡迅雷.netでなければ使えないというこのプログライズキーを不破が使うことができたというのは何を意味するのか…。

 

 また、これらに比べれば隠れがちですが、勝手にオーソライズバスターを構築し始めたゼアも謎ですね。もしかするとゼアもまた、何らかの意思を持っているのでしょうか。