リュウソウカリバーが盗まれた！ ラボに落ちていた髪止めから、持ち出したのはオトと推察したコウたちは彼女を追うが、その先でカナロの元婚約者であるミヤと出会い、さらに彼女が働いている撮影所での映画の撮影に協力することに…。
とりあえず、敵にとっても味方にとっても重要なアイテムのはずなのに、戦闘以外ではとことんぞんざいな扱いをされるリュウソウカリバーが不憫。こんな扱いを続けてたら、そのうちマイナソーを生みだしてしまいそうです。それはさておき、どういうわけか他局の鬼ごっこゲーム番組のパロディまで取り入れて今回もギャグ回かと思いきや、まさかクレオンの心境の変化につなげてくるとは思いませんでした。これだから戦隊はやめられません。考えてみればクレオンって、もともとドルイドンではなくドルイドンに協力する宇宙人ということはわかっていますが、どういう事情があってそういう立場になったのかはここまで全く描かれていないんですよね。以前社畜と化した時といい、現代人にとっての労働と幸せのあり方について考えさせられる奴です。報われない労働をさせられていたのはミユも同様でしたが、彼女は長命種であるリュウソウ族なのがせめてもの救いですね。夢を追い続けるにしても別の夢を探すにしても、人間よりもずっと多くの時間が彼女にはあるわけですから。それに、あんなわけのわからないコンセプトの映画をとるような監督の評価なんて、まったくあてにはなりませんし。
さて、クレオンの心境に変化が見られたばかりか、リュウソウジャーと協力すれば心臓を取り戻せるかも、とクレオンがワイズルーに持ちかける驚きの展開。それで、次回は？と気になっていたら、次回予告の時間を丸丸使って「ショーーーーーーーーータイム！！！」と叫ぶワイズルー。いや、なにがどうなるのかまったくわからん。
