BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第42話感想

 バンバたちが見つけたドルイドンのアジトへ踏み込むリュウソウジャー。だがそこで彼らを待っていたのは、ワイズルーが挑む最後の決戦、もとい、ショータイムだった…前回のラストは何だったのかと首を傾げますが、当然この番組がこちらのそんな困惑を斟酌してくれるはずもなく、物語は勝手に進行。最後のショータイムと言うだけあって、舞台に上げた人間をシナリオ通りに操るマイナソーの能力でいつも以上にやりたい放題のワイズルー。カナロとアスナロミオとジュリエットを演じさせて原作通りに服毒自殺をさせようとしますが、肝心の二人の芝居はとてつもない大根なんですが、あれでワイズルー本人的には満足だったんでしょうか。

 

 一方、劇が終わる前にマイナソーを見つけて倒そうとするコウとバンバ。ミエソウルを使ってマイナソーとクレオンが潜む隠し部屋を発見しますが、隠し部屋の扉にはご丁寧にも「かくしべや」の文字が。トラックの荷台にデカデカと鷲のマークを描いてたショッカーと同じノリなので、やっぱりリュウソウジャーは昭和特撮ですね。コウたちの奮闘も空しく、ついに毒をあおってしまうカナロとアスナ…かと思いきや、実は飲んでいたのはここへ来る前にういパパからもらっていた激辛栄養ドリンクだったって、この令和の世にそんな強引な伏線回収があっていいんでしょうか。

 

 巨大化したマイナソーをメルトたちに任せ、ワイズルーが挑む一騎打ちに応じるコウ。普通なら燃えるはずのシチュエーションなんですが、クレオンたちが必死になってワイヤーを引っ張ってワイズルーのワイヤーアクションを支えてるので、どうにも笑いがこみあげてしまいますね。そして、決闘を制するコウ。敵ながら惜しい人を亡くした…と思いますが、なんだか死んだんじゃなくて姿を消しただけのようにも見えるんですよね。なにしろショータイムショータイム言ってる奴なので、またどこかでひょっこり現れたとしても何の不思議もありはしないのですが。