BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

騎士竜戦隊リュウソウジャー 第39話感想

 クリスマスが今年もやってきた。「クリスマスにはシャケを食え!」という脚本家が頭のどこからひねり出したのかわからないパワーワードによって視聴者の腹筋が崩壊した去年のクリスマスから早一年。今年もスーパー戦隊はまともにクリスマスを祝う気はさらさらなかったようです。

 

 街からサンタ(の格好をしたバイトの人達)をさらいつつ、ウィザードマイナソーを使ってクリスマスの飾りを正月のものへと変え、人々からクリスマスを奪おうとするワイズルー。自分もプリシャスに心臓を奪われてる上、同僚は後のない作戦にも失敗し明日は我が身という状況なのに全くブレない悪ふざけへのこだわりも、ここまで来ると見事なものだと感心してしまいますね。その勢いに引っ張られ、リュウソウジャーの活躍ぶりもギャグ成分が強め。特にケーキを奪われた食い物の恨みで変身せずにマイナソーを圧倒するアスナと、どうやら意中の人らしい保育士さんの前でいつも以上に張り切って戦うバンバには笑いました。ワイズルーがさらった人達の監禁場所を探るため、自らサンタとトナカイの扮装をして囮になるアスナとティラミーゴ。アスナはともかく、ティラミーゴまで連れていくドルン兵って、もしかして目か頭のどっちかが悪いんでしょうか。マイナソーはバンバたちが撃破する一方、プリシャスによって強制的に巨大化させられたガチレウスが出現するも、キングキシリュウオーの前にほとんどいつもの怪人同様に倒され、ついに最期を迎えることに。どうしようもないブラック上司でしたが、こんなギャグ回でほとんどいいとこもなく処理されるのは、さすがに気の毒な感じがしますね…。