BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーゼロワン 第16話感想

 最終決戦を仕掛けてきた迅に対して、シャイニングアサルトホッパーに変身して挑む或人。それでも迅が操るギーガーの前に苦境に陥ったとき、彼はゼアの中でイズと再会。シャイニングアサルトホッパーの性能を最大限に引き出すシャインシステムを使用し、見事迅を撃破する。いやはや、シャイニングホッパーが登場したのがついこの間だというのに、そこからアサルトウルフ、シャイニングアサルトホッパー、そしてシャインシステムと、いくらクリスマス前とはいえこの怒涛のようなパワーアップラッシュはどうしたことでしょう。シャインシステムを発動したシャイニングアサルトホッパーに至っては、ファンネルみたいなものまで使って、もはやこれが最強フォームとか言われても信じてしまいそうなぐらいです。こんなのと戦ったら初登場以降何もパワーアップしていない迅がやられるのもそりゃあ当然でしょう。その後の緊急役員会でも、副社長の提案した解任人事はあっさりと否決。あの人、何の根回しもしないまま役員会を開いたんでしょうか。本当に、よくこれで副社長にまで出世できたよなぁ…。

 

 それにしても、いくら怒涛のパワーアップがあったとはいえ、ここまで或人たちを苦しめてきた滅亡迅雷.netの最期としてはあまりにもあっけなさすぎる…と思っていたら、当然これで平和が訪れるはずもなく、なぜかマギアが出現。或人が記者団に問い詰められる中、突如記者会見場に現れた垓は、その場で飛電に対するTOBを宣言する…。いよいよ表舞台へと現れた垓。アークに人類に関する偏ったデータをラーニングさせてデイブレイクや滅亡迅雷.netを仕組んだのは自分だと言ってましたが、あの社長、どう見ても或人とそう年は変わらないのに、12年前いくつだったんでしょうか。また、買収が成功した暁にはヒューマギアを全て廃棄すると言いますが、いまや市民生活に深く浸透してしまっているヒューマギアを個人の一存で全廃することなどできるのか。もしかすると、ヒューマギアに代わる人工知能搭載型ロボットをZAIAは自前で開発しているのでしょうか。普通だったらこの謎だらけの社長、恐るべき存在なのですが、気に入ってるのか何なのかわかりませんが事あるごとに口にする「1000%」という言葉のせいで、絶妙に頭の悪い印象しか感じません。社長と言えばエグゼイドの神とか絶版おじさんの例もありますし、もしかすると高橋悠也さん、社長という職業には奇人変人しかなれないとでも思ってるんでしょうか…。