BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン38話 感想

 獣人の森から生還したものの、どうやって戻ってきたかは覚えていない翼。警察には報告したものの、翼に成り代わっていた獣人がやらかした件でまた指名手配に…って、あの獣人がやったことって、いきなり肉を貪り食って、いきなり店の厨房で料理作って客に食わせて、そのあと皿を持って外を走り回った、というものだったのですが、一体どういう罪状で指名手配ということになるんでしょう、これ。威力業務妨害は間違いないとして、ひょっとしたら暴行にもなるかもしれませんけど、それで指名手配になるのかなあ…。そうこうして逃げ回っていた翼を見つけた雉野は、翼を警察に売って得た報奨金で、翼を含めたみんなをレストランに誘う…って、どういう神経してるんだこいつ…。

 

 そしてレストランにやってきたドンブラザーズの一同でしたが、当然こいつらが行儀よく食事などできるはずもなく、しょうもない口論で騒いだ末にシェフからボロクソに叱られる羽目に。「そこまで言われる筋合いはない」と抗議する翼ですが、いや、そこまで言われる筋合いがあるぐらいひどかったぞ。これをきっかけに翼とシェフは井上敏樹名物料理対決をすることに。奇しくも双方ともにオムレツで勝負を挑むことになり、そのための材料となる最高の卵を求めて真一と雉野が鉢合わせ、さらになぜかソノイまで現れ残り一個の卵を変身してまで奪い合った結果、見事卵は割れてしまい、当然養鶏場のおじさんに怒鳴られる3人。ヒーローと敵幹部が一緒に土下座する姿なんて、おそらくこの先二度と見られるもんじゃないでしょうね…。

 

 仏のようなおじさんの厚意でどうにか卵を手に入れた双方はついに料理対決の日を迎えるも、審査員を担当していた料理評論家は既にヒトツ鬼となっており、翼とシェフを吸い込んでしまう。吸い込まれた先は異次元空間になっていて、そこにはほかにも吸い込まれた人たちがいて、空腹を訴える彼らのために何か料理を作ってやろうとする翼。そこで見つけたのは、木になっていた謎の果実。青く塗られていますが、その形状は間違いなく、かつてとある仮面ライダーで一年間見慣れたあの実…! やめろ、食うとバケモノになるぞと阿鼻叫喚する視聴者の声など届くはずもなく、ドンブラザーズがヒトツ鬼を倒して戻ってきた翼はその実を使って料理を振舞うのでした。

 

 果たしてあの実がほんとに大丈夫だったのかわからないまま、ラストは再び家で人形に語りかけるヤバすぎる雉野のシーンに。しかしその声に、「みほ」が姿を現す…。いやもう、怖い怖い。2週連続トンチキな話をホラーで落とさないでくださいよ。