BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン45話 感想

 ついに互いの正体を知ったタロウたちと翼たち。しかし物語の急展開は留まるところを知りません。今回のメインは再び里帰りしたジロウに同行したタロウと翼を待っていた衝撃の真実。獣人の森への扉がジロウの故郷の村にあり、しかもずっと存在は語られながらもその正体について一切のヒントがなかったペンギンの獣人こそ、ジロウの育ての親である村の駐在・寺崎であり、彼もまたタロウやジロウと同じくドン家の者だったとは…。そして、ルミちゃんや他の幼馴染は実は現実には存在しない、寺崎が見せていた幻であり、コピー元の人間の寿命が尽きかけている自分に代わって彼を森の門番にしようとしていたのが寺崎の目論見だったとは…。つまりジロウには、最初からよりどころになるものが何一つなかったということじゃないですか。あんまりすぎる…。そんなジロウに何も知らせぬまま門番の仕事を継がせようとしていたとは、話が通じるとはいえ、ペンギンの獣人もやはり碌な奴ではありませんでしたね…。

 

 自分も夏美も獣人に人生を狂わされた遺恨から、夏美を助けたら獣人は滅ぼすべきという翼と、獣人を生み出したドン家の者として責任をとり獣人は生かして森に閉じ込めておけばいいというタロウが対立していたところでそんなことが発覚し、タロウはジロウに代わってその役割を果たそうと、ペンギンの折り紙を飲んで獣人の森に囚われることに。一方、またも雉野が暴走してヒトツ鬼になって巨大化したら、いきなり現れた次の戦隊のロボに倒されたり、その直後にソノイたちを粛清しに戻ってきたソノシたちによって雉野が消されたりと、あっちもこっちももう大変。いや、死ぬわけではないので雉野は一回消えて少し頭を冷やした方がいいんでしょうけど…。