児童養護園の子供たちを人質に取られたギラは、ラクレスの求めてきた決闘裁判に応じることに。その裏でヒメノたちは、ゴッドスコーピオンの毒を利用したトリックでギラの死を偽装して奪回する作戦を目論むが…。
目玉はギラとラクレスの決闘ですが、その背後で別の思惑をもって行動する王たちも絡んできて相変わらず面白いですね。特にカグラギ。ゴッドスコーピオンの毒と偽って麻酔薬入りの注射をラクレスに渡し、ギラに注射させることで死を偽装するはずが、ついうっかり本物の毒を渡してしまいさあ大変…かと思いきや、実はそれすらもうっかりではなく芝居であり、決闘でラクレスが留守のシュゴッダムの城に潜入することが目的だったとは。やはりこの男、やることなすこと裏があり、なおかつついうっかりなどという失敗はしないと考えるべきでしょうね。首尾よく城に潜入した彼はそこで何かを見て驚いたようですが、果たしてそこにあったのは何なのか…。
結局決闘裁判の方はラクレスの一撃によってギラが崖下に落とされたことでラクレスの勝利に終わることに。しかしギラは急所が外れていた上にヒメノの治療もあって息を吹き返し、当初の予定とは違うもののギラの死を偽装するという目的はとりあえず達成したものの、さて、ここから王たちは、そしてギラはどう動くものか…。