BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

王様戦隊キングオージャー 第34話

 キョウリュウジャーとの共闘で地球の平和を取り戻し、宇宙船となったコーカサスカブト城に乗ってチキューへと凱旋した王様たち。しかし、帰還の間にチキューでは半年もの時間が経っており、その間にチキューはダグデドたちによって支配され、シュゴッダム国民たちは王様たちを捕まえようとしてくる始末。さらに現在のシュゴッダムは、「シュゴ仮面」と名乗る謎の人物に支配されているらしく…。

 

 大興奮のキョウリュウジャーとの共闘編から一転、チキューへ戻ってみればダグデドに支配されてましたとさ、という最悪な状況になっていて、相変わらず話の緩急の付け方が巧みですねこの番組は。それにしても前から思ってましたけど、王様におんぶにだっこすぎやしないでしょうか、チキューの民(特にシュゴッダム)。今までさんざん王様たちに守ってもらったんだから、王様たちがいない間もちったあ自分たちで国を守る意気込みぐらいは見せんかいと言いたくなります。まぁ、彼らにそんな気概があるのならとっくに自分たちで自分たちを統治する民主主義へと移行してるはずから、こんな連中だからやっぱりまだまだ王様たちが必要なんでしょうけど。

 

 そして、前回の予告から話題になっていたシュゴ仮面。まぁもちろん、正体が誰かなんてのは出てくる前から言ってるようなもので、逆にあいつじゃなかったらそっちの方が驚きだというレベルだったのですが。で、城に乗り込んだ王様たちの前にいよいよ姿を現したシュゴ仮面。申し訳程度にエフェクトがかかってるけど誰だかまるわかりの声、それに声以上にまるわかりな尊大なふるまい…もう笑うしかありませんが、驚いたことにそればかりかさっさと仮面を脱いでしまったではありませんか。いや、バレバレではあったけどせっかく仮面かぶって出てきたんだからもうちょっとそれで引っ張るだろ普通。まぁ、仮面をかぶってたのは素顔のままではさすがにシュゴッダム国民が言うこと聞かないだろうからという理由で、王様が相手ならかぶってる意味もないしさっさと取ってしまったんでしょうけど、それにしたってお前…。我々視聴者は驚きゼロどころか呆れながら見てましたけど、正体を知ってただ一人ものすごく驚いてるギラがさらに笑いを引き立ててくれましたね。こんなに驚いてくれる弟に感謝しろよラクレス。