BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

王様戦隊キングオージャー 第31話

 突如現れジェラミー以外を攻撃した、死んだはずの彼の母、ネフィラ。それは、彼女を利用して王様たちの間をバラバラに裂こうとするダグデドの策だった。ジェラミーは母と戦うことを拒否し、それをきっかけにダグデドの思惑通り王様たちは勝手な行動を取り始めてしまうが…。

 

 前にも書きましたが、ダグデドたちは人間の負の側面についてはよく知悉しているらしく、そこを突いたいやらしい作戦を展開してくる一方、決してそれだけでは終わらない人間の予想外で非合理な行動については対応しきれないところがあるようです。今回もそれが仇となって…というより、ダグデド自らわざわざやってきてご丁寧にも狙いを明らかにしてしまったことで、思いっきり赤っ恥をかかされる羽目になりました。これまで防戦一方だったところで手痛いカウンターをダグデドに叩き込むかたちとなり、いや、痛快痛快。おまけにバグナラクの名誉回復までやってのけてしまったのですから、この王様たち敏腕すぎます。まぁ、まんまと騙されてたのはダグデドだけでなくギラもだったんですが。王様たちがこういう行動を取るときはたいてい裏で何か企んでるって、もう2年以上付き合ってるんだからいい加減わかりなさいよ君も…。どこでダグデドに見られてるかわからないから一切の打ち合わせなしでバラバラになったフリをした、ということでしたが、ほんとはやろうと思えばギラに説明することもできたけど、「あいつは何も知らない方がうまくいくだろう」と思われてほったらかしにされてたでしょ絶対…。

 

 こうして見事ダグデドの鼻っ柱を叩いてやった王様たちでしたが、大人げないダグデドは腹いせにいきなり王様たちを別の場所へと飛ばしてしまう。そこはなんと…地球! ダグデドは「最悪な場所に飛ばしてやる」と言ってましたが、そりゃあ地球は数多の悪の組織の墓場となった星ですから、お前らみたいな連中にとっては最悪でしょうねとしか。そして次回、王様たちはかつてこの星を守り抜いた数多のスーパー戦隊の中でも、とびきりブレイブなあいつらと出会うことに…!