BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

王様戦隊キングオージャー 第27話

 前回で第1部が終わり、それから2年後として第2部が始まったわけですが、せっかくジェラミーが王となって第6の王国となったバグナラクは謎の敵の襲撃を受けてのっけから壊滅するわ、そんな非常時にも関わらずギラとジェラミーを除く王様たちはなぜかゴッカンに投獄されていて側近たちが代わりに王になっているわで、いきなり「この2年で一体何があった…」と茫然となりました。そんな我々視聴者を置き去りにするかのように堂々と姿を現す、人類とバグナラクの戦争を仕組んでいた黒幕、宇蟲王ダグデド・ドゥジャルダン。なんと、「宇宙を整理する」目的で異なる種族同士を戦わせることで多くの惑星を滅ぼしてきており、しかもそれを「ふざけている」と自認している、エボルトとセレブロを合わせたような最悪な精神性を持ったサノス並みのスケールをもつとんでもない敵が現れました。第2部になって物語のステージが上がるとは思っていましたが、こんな階段を何段もすっ飛ばすようなかたちでスーパー戦隊史上最大級のスケールの敵が登場するとは思ってませんでした。そんな敵の登場にもギラは臆せず立ち向かい、投獄されていた王様たちも自ら脱獄して各地を襲撃していたダグデドの部下「宇蟲五道化」を撃退し、かくして新たな戦いの幕は切って落とされた…わけですが、最後に明かされた王様たちの罪状が…。まぁこの人たち、本質的にはアホで自分勝手なのであんなアホなことをするかしないかで言えば間違いなくするんですが、新米の王様であるギラと承認されたばかりの新国家の王となったジェラミーがこの2年間悪戦苦闘してたでしょうに、何をやってるのやら…。

 

 ところで、ダグデドの部下たちが名乗っていた「宇蟲五道化」。ダグデドを主としてそれを楽しませる5人の道化、という意味だと思うのですが、五道化と言いながら4人しか出てこない。それに、ダグデドが姿を現す際に現れた、「神の怒り」を思わせる大量のシュゴッドの群れ。まさか、残る一人があの…?