BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンブレーザー 第5話感想

 運用実験が行われることになった防衛隊の新兵器・メガショット。実験場所は奇しくもアンリの生まれ故郷の村だったが、そこで彼女は幼馴染のミズホと再会する。メガショットの設置工事で祠が撤去されたことにより、地元に伝わる守り神・ドルゴが目覚めてしまうと言って演習中止を訴えるミズホだったが、果たして演習開始まもなくドルゴが目覚めてしまう…。

 

 地方に古くから伝わる祠を壊したら封印されていた伝説の怪獣が目覚めてしまった、というウルトラシリーズではよくあるタイプのお話ですが、今回は事前に地質調査をしたり配慮はしていたものの、冬眠状態の怪獣が完全に山と同化していたため探知できなかった、という担当者にとっては不幸な事故としか言いようのないケースでしたね。ドルゴ自体は地元では守り神と言い伝えられていたり、一度目覚めて池の水を飲んですぐに二度寝するというのんきな行動をしたり、本来はおとなしい怪獣だった可能性もありますが、よりにもよってそのうえにレールガン砲台なんか設置しちゃったためにえらいことに。今回もアースガロンはジョン・ウーばりの横っ飛び射撃でメガショットの砲弾を迎撃するというナイスアシストぶりを発揮。祠に祀られていたご神体が、実は怪獣の神経に作用しておとなしくさせる科学的にちゃんとした効果があった、というのが面白かったですね。それにしても今回は二本に分裂させて同時に投げてメガショットを吹き飛ばす芸当を見せましたし、思った以上に汎用性が高いですね、スパイラルバレード。