BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

神ノ牙 -JINGA- 第4話感想

 ホラーとなった人間を元に戻す魔戒騎士がいるという噂は番犬所にも届き、その指令を受けた凄腕の魔戒騎士狼斬は、新米魔戒騎士の紫杖を伴ってその調査に向かう。一方、神牙たちの管轄では、一夜の間に何体ものホラーが連続して出現するという異常事態が起こっていた・・・。

 ホラーを人間に戻す力のことを番犬所に報告しなかったせいで、案の定向こうから捜査の手が及んできましたね。それ以上に今回気になったのは、人間に陰我の宿ったオブジェを与えて次々にホラーに変えていた謎の人物。青い蝶のような使い魔を使役していましたが、青い蝶と言えば・・・これまでのシリーズを見てきた人間には言わずもがなですね。そして、ラストでいきなり豹変し紫杖を殺した神牙。そのときの顔は我々の知るホラーとしてのジンガそのものでしたが・・・。

今週のウルトラマンR/B 第18話感想

 前回サキが行った衝撃の発表が起こした波紋は、宇宙にまで広がっていた。視聴率の低迷に悩んでいた宇宙テレビ局のディレクターであるメフィラス星人は、サキの宣言をネタにしつつ宇宙人の間では大人気のデザイナーであるウシオを主役に据えてやらせドキュメンタリーを制作しようとするが・・・。

 なんと、ウシオパパは宇宙人の間では大人気のファッションデザイナーだったことが判明。クソTとしか言いようのないTシャツばかり量産してるのに、店が潰れないどころかちゃんと子供たちを養って学校にも通わせることができているのが不思議でしょうがなかったのですが、これで謎が解けましたね。思えばチェレーザも、単に湊兄弟を呼びつけるための口実だけではなく、大量発注した汗染みTシャツをちゃんと代金を払って買っていましたし。しかしそうなると、そんな彼のTシャツを気に入って毎日作るように約束をしたママって、もしかして・・・。

 前回のダダに続き、今回はメフィラス星人ザラブ星人が登場。しかし、メフィラスの方は視聴率のために支離滅裂な番組制作に手を出すダメなディレクターという、初代のような知性はあまり感じられずどっちかというと「卑怯もラッキョウもあるか!」で有名な二代目の方に近かったですね。ザラブ星人の方もこれまでのシリーズとは打って変わって、メフィラス星人のパシリにされ、宇宙人と知りながらも自分を助けようと奮闘するウシオパパの姿に心打たれるという、純朴な人柄でした。こいつらを見ていると、それぞれに対するイメージはたまたま最初に出てきた奴がああだっただけで作られたもので、実際には同じメフィラス星人ザラブ星人でもいろんな奴らがいるんだなあと思わされますね。

 それにしても、メフィラス星人がチブル星人から小言をもらっていたシーンでちょっとだけ映った視聴率ランキング表に書いてあった「家政婦はダダ」が気になって仕方ありません。きっと家政婦のダダが様々な宇宙人の家庭に雇われてやってきてはその秘密を目撃するドラマに違いありません。マジでドラマ化してほしいですね。

SSSS.GRIDMAN 第5話感想

 林間学校に行った先で怪獣に襲われるという、今までに輪をかけてコンピューターワールドを舞台にした特撮版ではありえない話。どうやってグリッドマンに変身するんだろうと思ったら、キャリバーたちにジャンクを分解して運んで来てもらったうえで駅前でそれを組み立てて変身するという、現実的にそれしかないんだけど無茶苦茶大変な方法だったので笑いました。せめてオンライン経由でスマホからアクセスフラッシュできればいいんですけど、変身するとき以外グリッドマンがジャンクから動けないのは特撮版の頃からそうですからね。いつでもどこでも変身できるウルトラマン(まぁ基本的には人目のあるところではできないのですが)がいかに恵まれた存在なのかを改めて実感しました。

 今回アカネが送り出してきた怪獣は、怪獣というより山がそのまま動いていると言った方がいいような超巨大怪獣ゴーヤベック。それに対してグリッドマンは、ボラーが変身したアシストウェポン・バスターボラーと合体しバスターグリッドマンとなって対抗。ドリルだけでなくミサイルとガトリングまでガン積みとは、男のロマンの塊のようなメカですね。この手の超巨大怪獣というのはウルトラシリーズでも案外簡単に倒されるものですが(ロボット怪獣の方がよほどウルトラ戦士を苦戦させる)、ゴーヤベックもバスターグリッドマンのフルオープンアタックを食らい、半ば自重に耐えられず自己崩壊するようなかたちで倒されることに。ボラー自身も不満がっていましたが、自慢のドリルの活躍は来週以降に持ちこしですね。