BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダーウィザード

 アンダーワールドに潜り込んだレギオンにドラゴンを破壊され、魔力を失ってしまった晴人。それを知ったコヨミは、晴人に迷惑をかけたくないと面影堂から出て行ってしまう・・・。

 ドラゴンが破壊されたのは自分の聖だと、責任を感じレギオンに挑む攻介。このあいだパワーアップを果たしたばかりのビーストが割を食ってしまっているのはしかたがないとはいえ残念ですが、彼は本当にいいキャラになりましたね。

 そして、崩れ落ちるコヨミを目の当たりにして、それでもなお諦めを拒絶した晴人が流した涙が起こした奇跡。仮面ライダーウィザード・インフィニティスタイル。事前に写真で見ていた以上のその輝きには驚きました。スーツがゴジラ並みの重さで「岡本次郎さん以外が着ると首の骨が折れる」とまで言われたシャンゼリオンから17年。造形技術はここまで進化したかという意味においても感慨深いです。宝石の最高位・ダイヤモンドをモチーフとしているのでしょうが、レギオンの攻撃を受けても傷一つなく、逆に武器の方が壊れるその体は、まさにダイヤモンドは砕けない。決して砕けず、周囲を照らす輝きを放つ心を持つ晴人がたどり着いた究極の姿として、実にふさわしい姿でした。

 一方、そんな奇跡を目の当たりにした白の魔法使いは「面倒なことになった」とますます怪しい発言。一方、ファントム側でもメデューサはワイズマンからグレムリンの指示のもと働くように命じられ驚愕する。最強フォームが登場を果たしたウィザードの物語も、ここからいよいよ佳境に入ってきますね。