BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛 第5話感想

 前回ルナが戻ってきたのは、博世さんがギャラを支払って1回限りで出てもらったという身も蓋もない種明かしから始まった今回。まぁ公認様には、当初バイト感覚でメンバーに加わった人もいるので一概に責めることはできませんが・・・。

 一方そのルナは、海外の有名映画監督のオーディションに参加中・・・って、その監督の映画に出るとやたらと太ももを撮られるぞ。前回スマホモンガーの人間体役で登場した柴崎監督といい、特撮の監督は自分で演技もいけるんだなぁ・・・。そのオーディションは、戦隊マニアの監督に対してへドリアン女王の欲ばり踊りというマニアックなネタを披露したライバルが合格を射止めることに。実はこのライバルはツー将軍の演技指導を受けていたのですが・・・いや、あんな恰好で堂々と車を乗り回してる人を師と仰いじゃいけないでしょう。

 そんなこんなで、監督が戦隊マニアだったという話からルナの勘違いが生じ、それによって海外のパワフルレンジャー(つまりパワーレンジャー)が本家ということになり、ガオレンジャー以前の戦隊がなかったことになってさらにガオレンジャーがパクリだと訴訟を受けているということに、またも現実が改変。ティラノレンジャーとドラゴンレンジャーを元に戻すべく必死の説得(+獣奏剣の音色)のを行う信夫とゆめりあの姿が熱かったです。アームドティラノも見たかったなぁ・・・。そしてその姿に心打たれたルナも、一芸を極めることの大事さを理解してアキバブルーを続けることに。踏み台にするつもりなのは変わりないようですが・・・。

 今回のツー将軍の怪人は、スマホモンガーを改造した(本人は全くの新造形と言い張るのでしょうが)トリノイド・クニマスマホガニー。信夫は見事だと言っていましたが、トリノイドのデザインってもっとごちゃごちゃしてるイメージがあるので、個人的にはちょっとシンプルすぎてトリノイドとしては不満かなぁ・・・。マルシーナの「恐竜っぽいのが出てきた」という連絡から急いでトリノイドを作ったようですが、デーボモンスターという選択肢はなかったんだろうか(この世界でキョウリュウジャーが放映されているかどうかはわかりませんが)。そういえば、ツー将軍の怪人作りは粘土細工からドーラモンスターを作っていたプリプリカンに通じるものがありますね。

 今回のエンディングはデカレンジャーの「Girls in troube! DEKARANGER」。ジャスミンウメコが主役を張った回限定で流れたエンディング曲で、スーパー戦隊ヒロインソング史上に残る名曲・・・なのですが、なぜか歌うのは信夫とツー将軍。確かに、普通ならルナとゆめりあに歌わせるところを斜め上を行くのはこの番組らしいのですが、いまだにジャスミンウメコを超える戦隊ヒロインがいない私にとっては、笑いとともになぜか腹立たしくもなるのでした。