BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の手裏剣戦隊ニンニンジャー 第5話感想

 霞の主役回。忍者への道をとるか研究者への道をとるか悩んでいると思って八雲があれこれ気を揉むも、本人は全く迷いなどなかったという話。ラストでも言っていましたけど、霞のこの迷いのなさは天晴と同じですね。

 今回の敵は雲外鏡。配り歩いたアルミ風船を受信機にして町中に牙鬼幻月の幻影を出現させて破壊活動を行うという、なかなか優れた作戦を行う怪人。天晴と霞がウンガイキョウの追跡に使用する凧、元をたどれば「仮面の忍者赤影」で白影が使っていた大凧に行き着くわけで、東映の忍者ものの歴史の積み重ねを感じさせます。そして新たに登場したオトモ忍・UFO丸。まさか5話目にして月面での戦いを描くとは思いませんでした。旋風は本気にしていませんでしたけど、UFO丸が全てのオトモ忍の元祖だという好天の話、おそらく本当なんでしょうね。

 そして今回最もいい味を出していたのは、何と言っても蛾眉雷蔵。巨大化したウンガイキョウの相手をするから待っていろと天晴に言われ渋々ながら応じたり、その後すっぽかされながらもずっと待っていたりと、バーサーカーらしからぬ意外に律儀で真面目なところが笑いを誘いました。次に顔を合わせた時が怖いですけど・・・。