イサミと同じ大学に通う二宮ユウハ。自作の飛行スーツで空を飛ぶことに執念を燃やす彼女に、半ば強引に助手にさせられ手伝うことになったイサミだったが、最後の飛行実験のさなか、空飛ぶ怪獣グエバッサーが現れ・・・。
前回がカツミの主役回だったからか、今回はイサミの主役回。良家のお嬢様ながらもひたむきに夢を追い、イサミを強引に助手にするなど強かな面も見せるユウハは、単発のゲストにしておくにはもったいない魅力的なキャラでした。ウルトラマンとともに空を飛ぶ、というのはウルトラファンなら誰でも一度は抱く夢であり、これまでの作品でも戦闘機に乗って並んで飛んだりウルトラマンの手に持ってもらって一緒に飛んだりというのはありましたが、今回ユウハがブルと並んで空を飛ぶシーンは、さらに夢のある美しいシーンでした。
今回の怪獣、グエバッサー。既にオーブにはマガバッサーが登場していますが、グエバッサーがマガゼットンにとってのゼットンやマガパンドンにとってのパンドンのような「オリジナル」であるかどうかは不明ですね。見た目以外のマガバッサーとの違いは、せいぜい起爆性の羽根手裏剣を使うぐらいでしょうか。
そして、いよいよ黒幕としての素顔が明らかになりつつある愛染社長・・・ですが、伏井出先生と違ってこの人、人が見てないところでもあのノリなのであれが素なんでしょうけど、それが逆に怖いですね。今回驚いたのは、彼がオーブのクリスタルを持っていたこと。他にもガイさんが着ていたのと似た革ジャンを欲しがったり、ガイさんがオーブニカで吹いていたあの曲を口笛で（調子っぱずれでしたけど）吹いたり、彼はオーブとどんな関係があるんでしょうか。
