BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダージオウ 第41話感想

 グランドジオウの力を手にしたのもそこそこに、オーマジオウによって彼の目の前に連れてこられたソウゴ。ここでオーマジオウとの決着をつけようとするソウゴだったが、力及ばずピンチに陥ったところをウォズに救われる。しかしその時何者かによって時間の流れに変化が生じ、ソウゴが目覚めた時周囲の世界は一変していた…。

 

 最強フォームになって早々ラスボスとの最終決戦か?という状況になりましたが、残り話数的にそんなわけはなく、グランドジオウとなってもなおもオーマジオウの方が優勢。その理由が、まだドライブウォッチを正規の手順で手に入れたわけではなかったからとは。既に今度のジオウ劇場版で剛とクリムが登場することが判明していますが、そのあたりのドライブウォッチにまつわる話は劇場版に回すのか、それともそれとは別にTVの方でもやってくれるのか。

 

 ソウゴが目覚めた世界は、加古川飛流が新たな魔王になった世界。間違いなくタイムジャッカーの仕業でしょうけれど、ゲイツツクヨミばかりかおじさんまでソウゴのことを知らないとなると、単に飛流に再びウォッチを与えて魔王に仕立てたというだけでなく、もっと大掛かりな世界の改変を行ったようですね。それにしても、どう見ても似合っていない着せられた感ありありの衣装といい、完全に逆恨みなところといい、魔王と言うにはあまりにも小物感出し過ぎですね、飛流。しかし、人間的には小物でもアナザージオウⅡの力はとんでもないものであり、時間を思うがままに書き換える能力でアナザーライダーをいくら倒されても何度でも復活させる戦法でグランドジオウをも圧倒。先週グランドジオウの反則じみた強さを見つけられたばかりなのに、早くもその上をいく能力でグランドジオウが圧倒されるとは、つくづく流れの早い展開です。

 

 そんな絶体絶命のピンチを救ったのは、意外や意外、世界の破壊者。もちろん士のことですから普通にソウゴを励ましたり勇気づけたりするようなことを言うわけがないのですが、ゲイツたちが仲間ではない状況で自分に何ができるか悩むソウゴに対して、首根っこをつかんで「お前はあいつらが側にいたから王様になりたいと思ったのか?」と迫るのはいかにも彼らしいひねくれた檄の飛ばし方ですね。ソウゴは「あんたに何がわかる」と言ってましたけど、まさに士こそこういう状況に立たされてきたライダーですからね。次回は再び海東も登場するようですし、ちょくちょく登場しては退場を繰り返していた士も、いよいよ本格的にこの物語に関わってくるのでしょうか。