BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

魔進戦隊キラメイジャー エピソード35 感想

 ヨドンアイビーを使った一大作戦をキラメイジャーによって頓挫させられ、雪辱に燃えるガルザとヨドンナ。突如現れたヨドンナが持つヌマージョの邪面から噴射された毒液から為朝をかばった時雨は毒に侵されてしまう。毒を解除するためには、時雨の攻撃によって邪面を割らなければならないが…。

 

 早速前回の作戦失敗の報復に乗り出してきたガルザとヨドンナの巻。むしろガルザよりヨドンナの方がノリノリでしたが、登場したばかりの頃はひたすら効率性ばかりを重視して、クランチュラの独自の美学をバカにしたりしてましたよね、この子。それが今では、いかにしてキラメイジャーを苦しめるかという自分のサディスティックな感情を思いっきり最優先にした作戦ばかり立てるように。まぁ作戦の内容自体は彼女らしい悪知恵の効いた一見すると穴のないものなのですが、いかんせん相手は全員が恐ろしくとんちの利くキラメイジャーなので、相性は最悪です。今回も為朝と時雨の冴えわたるひらめきと連携プレーによってまんまと策を潰される結果に終わりました…が、怒り狂うヨドンナから突如、禍々しいオーラが爆発のごとく噴出。同時に、魔進エクスプレスを乗っ取ってグレイトフルフェニックス相手に優位に戦いを進めていたガルザは、「ヨドンナを救え」という謎の声の命令に戦闘を中断してまで従い撤退。同時にその声を聞いた充瑠は、頭の中に浮かんだイメージを絵に描くが、そこに描かれたのは禍々しい巨大な影のようなもの…。状況から察するに、これはおそらく充瑠やガルザが聞いた声はヨドン皇帝その人の声であり、なんらかの理由でヨドンナに憑依している状態にある…と考えるのが自然でしょうね。過去にアバレンジャーでも、壬琴に憑依していたデズモゾーリャの例がありますし。年の瀬も押し迫り、放送期間もあと1クール程度を残すのみ。いよいよ、その姿を隠してきたヨドン皇帝が姿を現すのでしょうか。