BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

魔進戦隊キラメイジャー エピソード27 感想

 競技スポンサーであるスクラッチ社の真咲親子の協力のもと、トレーニングに励む瀬奈。真咲親子が口にする「ジャン語」に困惑しつつも、開発中のスポーツギアをつけて走り走行データを集めることになるが、ヨドンナの策略によりサポートギアが爆弾と化し、一定速度以上で走り続けなければ爆発するという危機に陥ることに…。

 

 先週の予告の時点でわかっていましたが、まさかの真咲親子登場。瀬奈のユニフォームがスクラッチ社製なのは前から描かれていましたが、まさか本当にゲキレンジャーと関わり、それも戦隊メンバーではなくサポーターである真咲親子が出てくるという極めて珍しいかたちのレジェンド回になるとは。過去の映像がそのまま流れるというのも破格の扱いですし、マスターシャーフーの声を聞くことができたのが嬉しかったです。まぁ、真咲親子があんなに頻繁にジャン語を口にするのに違和感はあったのですが、まさかそのジャン語が暗号としての役割を果たして勝利に貢献することになろうとは、ゲキレンジャー放送当時には想像もつかないことでした。当たり前ですけど。キラメイジャーが激獣拳を学んだらもはや無敵でしょうけれど、さすがにそれはないでしょうね…。

 

 それにしてもヨドンナ。君は地球侵略を担当してきた二人が私情や興味を優先してきたばっかりに半年経っても遅々として侵略が進まないから、発破をかけるために遣わされてきたんでしょうに。それなのに二度目の作戦で早くも「人間の限界を確かめたい」なんて個人的興味丸出しの作戦を行ってどうするんだ。ガルザもガルザで、「俺と組まないか?」とか先週言ってた割には、今回やってたのはほとんどヨドンナのボディガードという対等とは言い難い役回りの挙句、「人間がどこで諦めるかという実験をしていた方が諦める」という本末転倒のオチを演じることになったんだから、お前はいい加減自分を見つめ直した方がいい。今回出番のなかったクランチュラも、過去に出てきた奴の焼き直しみたいな邪面師と邪面獣を送り込んできたあたり、いつもの情熱が感じられない。なんだか新幹部が出てきても、そんなにヨドン軍の脅威度は上がっていないような…。