BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

機界戦隊ゼンカイジャー 第20カイ! 映画公開記念合体SP 感想

 初めての七夕がすごく楽しかったので、もう一度やりたいとはしゃいでいたマジーヌだったが、介人たちの目の前で消えてしまう。一方、セイバー世界からついてきた神代兄妹ともめていたゾックスだったが、そこへマジーヌを探す介人とジュランがやってくると、今度は玲花が姿を消してしまう…。

 

 今度はゼンカイジャーがセイバーとコラボする回。しかも相手は、セイバー側の人物の中で一番ゼンカイジャーのノリと相性が悪そうな神代兄妹。案の定、(主に凌牙が)ゼンカイジャーのノリに振り回されることに。セイバーの方に登場したのがオリヒメワルドだったのに対し、こっちに出てきたのはヒコボシワルドですが、作戦の内容は特にオリヒメワルドと連動しているわけではなく、オリヒメワルドの作戦の邪魔をしたゾックスへの報復としてフリントをさらおうというのが本来の目的だったのに、ヒコボシワルドの性癖か何かで髪を後ろで束ねていた女性ばかり誘拐していたというのが、まぁひどい。一見トンチキに見えて、作戦の目的と遂行自体はちゃんとしてるのがいつものトジテンドなのに、コラボ回なので緩んでいたんでしょうか。そんな女性たちの共通点に気づいた介人は、いつものごとく怪人のおびき出しを計画し、女装。そこに巻き込まれるお兄様。スーパー戦隊の女装は恒例イベントですが、よりにもよってそれにライダーが巻き込まれるというのがお気の毒。セイバー側が論理的な推理を繰り広げていたのと比較すると、いつも通りの知能指数の低さがさらに際立ちますね。これで来なかったら本当に気の毒でしたが、まんまとおびき出されるヒコボシワルド。スシやカブトムシのときもそうでしたが、どうしていつも「そんな手に引っかかるわけねえだろ」という罠にまんまと引っかかるんでしょうか、トジテンドは。そこからはデュランダルも加えてのバトルに突入ですが、ゼンカイジャーはフリントが作ったライダーギアを使用し、それぞれジオウ、ゼロワン、セイバーの力でクダックたちを一掃。ジオウⅡの未来予測とか、ゼロワンのライジングインパクトの演出とかを完全に再現するのは、さすがに慣れていますね。さらに協力して脱出してきたマジーヌと玲花も合流して応戦。最後はスーパーツーカイザーに変身したゾックスとデュランダルの攻撃で、ヒコボシワルドは撃破されるのでした。それにしてもこっちのコラボは、本当にただ兄が損をして妹が得をするだけの話だったなぁ。マジーヌに抱き着いた時の顔、完全に素の表情だったし…。