BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマントリガー 第6話感想

 突如出現し、一日に一時間だけ動いては街を破壊するロボット、サタンデロス。トリガーの攻撃さえ通じない強固なバリアの前に、GUTS-SELECTも万策尽きたかと思われたが、そこへ現れたイグニスが意外な提案を持ち掛ける…。

 

 トリガーに登場したギガデロスが、(おそらくはヒュドラムによって)改造されたと思しきサタンデロスが登場。トリガーの技さえ通用しないバリアという新たな能力を備えましたが、その代わりギガデロスの最大の強みであった、攻撃を受ければ受けるほど分裂するという能力はオミット。正直、バリアなんかよりこっちの方がよっぽど厄介だと思うのですが…。おまけにバリアがものすごくエネルギーを食うのか、一日に一時間しか活動できないほど燃費も劇的に悪化。正直、改良どころか改悪としか思えないし、ヒュドラムのメカニックとしての腕前を疑わざるを得ません。まぁ、闇の巨人にメカニックの腕を求めるのが無理な話なんですが…。

 

 とはいえ、正攻法のやり方では打つ手なしというところまでGUTS-SELECTやトリガーを追い込んだので、強敵であることは事実。そこへ現れ、サタンデロスの弱点を伝え、なおかつそこを突くためのリスキーな役回りまで引き受けたのがイグニス。「他人の星を土足で荒らす奴が気に入らないだけ」というのが協力の理由でしたが、ただ気に入らないというだけでこの男がここまでするのはどうも腑に落ちない…と思っていましたが、意外や意外、結局最後まで何の見返りも得ずに、サタンデロスを倒しヒュドラムを退けたらそのまま去っていきました。まぁ、イグニスの母星を滅ぼしたのはやっぱりヒュドラムだった、という事実が判明したので、イグニスにとってはヒュドラムの目論見を潰すならロハでも構わないぐらいヒュドラムのことを憎んでいるということなんでしょうね。そして彼は、ヒュドラムの息の根を止めるにはさらなる力が必要だと改めて決意しましたが…。