BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマントリガー 第2話感想

 ケンゴのGUTS-SELECTへの入隊、ギマイラの出現、そして第二の闇の巨人・ダーゴンとの闘いと、それに対応するためのパワータイプへの変身。第1話に引き続き話がポンポンとそつなく進むのは長年のシリーズらしいのですが、まだゲームで言えば序盤のチュートリアルを見ているようなものなので、まだそれほど独自色と言えるほどの面白さは感じませんね。強豪怪獣という印象の強いギマイラが、明らかに戦いに慣れていないトリガーにさほど時間をかけずにやられ、ダーゴンの前座みたいになってしまったのもちょっと残念です。それとGUTSファルコン。戦闘用ドローンという設定は現代らしいのですが、パイロットが乗り込まずに母艦から遠隔操縦するというのが、戦闘機の設定として思っていた以上に魅力を欠くように思えました。これだとウルトラシリーズ定番の、怪獣の攻撃で墜落しかけた戦闘機と、あわやというところで現れたウルトラマンが助けるという定番のシーンができないと思うのですが。

 

 ちょっと気になるのは、アキトの存在ですね。スパークレンスをはじめとするガジェットやメカを開発した天才でありながら、実際にトリガーに変身する力を得たケンゴに対して傍目にもコンプレックスをむき出しにする。この手の不穏なキャラが味方側にいるのは、ウルトラシリーズでは珍しい(ヘビクラ隊長は…まぁ、最初から正体があいつだと言ってるようなものでしたし)ので、今後の動向が注目されますね。ティガを強く意識した物語で、ウルトラマンに変身する者に強い嫉妬を見せる者となると、ある人物を思い出さずにはいられませんが…。