BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマントリガー 第23話感想

 ヒュドラムの施した拘束からようやく抜け出したダーゴンだったが、その直後、カルミラが姿を現す。カルミラが仲間であるヒュドラムを手にかけたことを聞かされたダーゴンは、もはやついてはいけぬと離反しようとしたが、カルミラによって強制的に闇のエネルギーを注入され、思いのままに操られ街を破壊する。止めに入ったトリガーとの戦いにユナが巻き込まれそうになった時、ダーゴンは正気を取り戻し彼女を助けたが…。

 

 初期の脳筋ぶりはどこへやら、もはや闇の巨人の中でも唯一の良心かつ知性となり、イグニスの変身したトリガーダーク同様、もう本質的には光の巨人でしょ?と視聴者の誰もが思っていたダーゴン。カルミラを見限り、ケンゴたちにも仲間として受け入れられたことで仲間入りを果たすか…となりましたが、やはりそうは問屋が卸しませんでしたね。武人のケジメとして、トリガーとの決着をつけたいというダーゴンの最後の望みすら踏みにじるとは、おのれカルミラ。古代からの好敵手であったトリガーではなく、この現代で同じユナを守る決意を持つ者であり、ダーゴン自身がもう一人の好敵手として認めたアキトの手によって介錯されたのが、せめてもの慰めか…。しかし、やっぱりもったいないですねえ。これだけ視聴者にも愛されたキャラなんですから、どこかでなんとかしてウルトラマンダーゴンとして登場させられないものでしょうか。

 

 そして、ダーゴンの闇をも取り込んだカルミラは、異形の姿へと変貌を遂げる。こんな醜い姿になり果てるのが望みだったのか、カルミラ…。