BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマントリガー 第12話感想

 現代で闇に蝕まれたトリガーダークが街を破壊する一方、3000万年前の世界では、トリガーダークのインナースペースでケンゴがトリガーダークと激しくぶつかり合っていた。そして、ユザレの祈りとケンゴを呼ぶアキトとユナの叫びが、奇跡を呼ぶ…!

 

 ニュージェネレーションシリーズが始まってから、様々なウルトラマンの最強フォーム誕生の瞬間を目にしてきましたが、グリッタートリガーエタニティの誕生はかつてないほどに予想外のことが次々と起こり、かつ難解なものとなりましたね。結局のところ、ケンゴ自身がウルトラマントリガー(より正確には、トリガーを「光のトリガー」足らしめている「光」そのもの)であり、それがトリガーダークという器に入ったことでトリガーとなった、という理解でよいのでしょうか。見ていて難解だったのでどうも自信がないのですが。そうなるとケンゴは当然ただの人間ではないので(生身でトリガーダークの攻撃を防いでましたし)、ケンゴのお母さんはどういう経緯でケンゴを授かったのかが気になります。それにしても、闇の巨人たちにとっては理不尽この上ない展開でしたね。エタニティコアを手中に収める目前までたどりつきながら、いきなり現れたよくわからん人間によってトリガーが敵に回り、戦っていたらいきなり体が石に変わり始め、そのまま宇宙に放り出され石化したまま3000万年も寝かされる羽目になったわけですから、ここまで理不尽な目に遭った悪役もそうはいないでしょう。

 

 さて、グリッタートリガーエタニティですが、強いのは当然として、エネルギーの消耗が激しすぎるというのはウルトラマンでは珍しい設定ですね。見たところ、エネルギーの出力の制御がうまくいっておらず、そのせいで無駄にエネルギーを消耗しているように見えるので、そのうちこれを制御するために特訓なり新アイテムの装備なりが行われるのでしょうか。そして、倒されたトリガーダークの闇の残滓がイグニスに取り込まれたのも今後が気になるところ。正直なところ、イグニスに求めているのはこれまでみたいに怪獣に振り回されたり宇宙人と不毛なお宝自慢をしたりといったことなんですが…。