BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーリバイス 第17話 感想

 信者を集め独自に組織を再編し活動を開始するオルテカと、自分たちを裏切ったオルテカに怒りを燃やすフリオ。一方、さくらのもとにはかつてのフリオの親友で、彼がデッドマンズに走る原因を作ってしまったという男が現れ…。

 

 前回から気になっていた牛島家のその後については、さくらが地下には足を踏み入れなかったのでそれ以上のことはわからず。賢明な判断ですが、これでいよいよさくらも牛島家の異様さに気づいたことでしょうね。それはともかくとして、デッドマンズが分裂したことでますます混迷を深める状況。そんな中でフリオの過去が判明したわけですが、デッドマンズに走った理由がよくある…と言ってしまってはなんですが、さほど珍しくもないいじめが原因だったとは、相変わらずそういうところは地に足の着いたリアルさがありますね。しかしフリオ、見た感じだとカードゲームオタクからドルヲタに変わっただけのような気が…。地に足が着いたリアルさと言えば、組織の拠点がなくなって社会に戻っても居場所のない信者を集めて独自に組織を再編するオルテカのやりくちも、オウムとかの典型的なカルトのやり口そのままなのが嫌なリアルさがありますね。デッドマンズという組織の嫌なところは、こういう社会的弱者の弱みにつけこんでくるところで、いくら仮面ライダーが怪人を倒したところで社会的弱者の救済を果たさなければ根本的解決はなく、それは本来仮面ライダーの仕事ではない、というところなんですよね。そこのところを折に触れて描いているように見えますけど、果たしてどう解決を図っていくつもりなのか。