BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーリバイス 第28話 感想

 ギフの影響に飲まれ暴走を続けるジャックリバイス。その暴走を止めるため、サンダーゲイルバイスタンプを携えやってきた狩崎は、自らデモンズに変身しジャックリバイスの動きを止めようとするが…。

 

 狩崎、ついに変身。この人は最後まで変身はしないんじゃないかと思っていたので、結構意外でした。変身ポーズがクウガと同じだったのはさすが。しかし、ベイルが抜けている今のデモンズドライバーは悪魔のいない空っぽの状態のはず。カゲロウが消えたはずなのに大二が変身できることといい、そのへんの原理はどうなっているんでしょうね。

 

 サンダーゲイルバイスタンプを押されたジャックリバイスは活動を停止。そのあいだに近づいてきたアギレラが、自分と一つとなるかどうかはっきりしろとギフに迫ると、ギフはにゅっと手を伸ばしてアギレラにビンタ。悪魔の親玉にしては女の振り方が割とソフトですねギフ様…。一方、活動を停止したジャックリバイスの一輝の意識の中では、一輝が一輝自身に憑依したバイスと文字通り自分との戦いを繰り広げることに。しかし、一輝がバイスに今まで自分を守ってくれたことへの感謝と、これからは自分がバイスを守ることの決意を告げると、ジャックリバイスは再び動き出し、サンダーゲイルバイスタンプを使って一輝とバイスが完全に一体化した仮面ライダーバイスへと変身。変身ポーズが1号と2号のものを組み合わせたものなのがかっこいいですね。その圧倒的な力で、オルテカが変身したデッドマンを撃破するリバイス。その後、オルテカはギフに取り込まれ消滅。こんな最期だろうとは予想していましたが、最期に脳裏に浮かんだのが、オルテカやフリオと共にいた、自らの手で壊した時間の思い出だったというのが、結局はあいつも寂しい人間だったのだなと思いました。

 

 戦いののち、ウィークエンドで父と再会し、彼から共闘の申し出を受けるも、何も答えずに去っていく狩崎。この父子、今までのライダーに出てきたような憎み合うだけの関係とはやはり違うようですね。それだけに、過去にこの父子のあいだに何があったのかが気になります。棺を破り消えたギフ。ギフに捨てられ茫然自失のまま去ったアギレラ。白波純平としての記憶を取り戻し身を隠すことにした元太。ウィークエンドに加入する決意を固めたさくら。フェニックスに残り組織の闇を暴く決意を固めた大二。そして、父が戻るまで家族の帰る場所であるしあわせ湯をこれまで通り守る一輝。それぞれに転機が訪れたところで、物語は折り返し地点を過ぎたということでしょうか。