BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーリバイス 第21話 感想

 きな臭さを出していたフェニックスがいよいよその本性を現し、かねてから謎の動きを見せていた牛島家も、いよいよその正体を明らかに。今週は忙しいですね。

 

 まず、牛島家改めウィークエンド。「週末」と「終末」をかけたネーミングなんでしょうが、組織名からして胡散臭い。フェニックスと違い、牛島家の3人しかそれっぽい服を着ておらず、それ以外の構成員は普段着なのは、資金がないのか何なのか。まぁそれはともかく、牛島家は第1話の時点でしあわせ湯の常連だったわけですから、その時点から五十嵐家を監視していたと見るべきでしょうけど、あの時点ではまだ一輝もライダーになっておらず、家族の一人がフェニックス隊員だという以外は五十嵐家は普通の家庭だったわけですから、いったい五十嵐家のどこにウィークエンドが監視する必要があったのか…?

 

 一方、ついにその薄暗い裏側を一輝たちにも明かしたフェニックス。バイスタンプを作った目的は、人間から悪魔を取り除きより正しい方向へと導くこと…と長官はのたまいましたが、こういう上から目線で「導いてやる」とか言い出す奴が漏れなくろくでもない奴であることは、これまでライダーや戦隊を見てきた人なら火を見るより明らかでしょう。そして、ギフの棺の躍動とともに、体の変調を訴える元太。やはりギフと彼は何か関係があり、ウィークエンドが監視していたのは五十嵐家というより彼なのか…。

 

 そして、全視聴者からその去就が心配されていたヒロミさん。結果は、オルテカが変身したデモンズの攻撃を受けて、崖下へ吹き飛ばされて行方不明。これを見てだいたいの視聴者は「やった! これなら生きてる!」と確信してしまうのですから、いい加減東映は崖落ちや水落ちに代わる、生きてるのか死んでるのかほんとに不明で視聴者をハラハラさせることのできる新たな演出法を本気で開発すべきだと思うのですよ。まぁ仮にほんとに死んでいたとしても、一度はほんとに死んだのになんだかんだで生き返って再登場したライダーが過去に何人もいるので、やっぱり再登場は期待してしまうのですが。それにこの番組、崖から落ちて瀕死のヒロミさんに改造手術を施して新たなライダーにするとか、そういうのがものすごく好きそうな奴が一人いるじゃないですか…。