BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン17話 感想

 一年前に告げられた「ある約束」から一年が経つ日、夏美に会える日を心待ちにしていた翼。しかし、ビルの屋上から飛び降りようとしていた男を助け、失恋で生きる気力を失っていたその男を成り行きから助けることになってしまい…。

 

 他のメンバーは着々と関係性を深め、ついには追加戦士すら現れたというのに、相変わらず一人だけ蚊帳の外に置かれ続けている翼。ただそのおかげで、タロウたちとは異なる彼だけのストーリーラインができているのはやはり面白いですね。にしても、相変わらずスタッフにいいように遊ばれてますね。ヒトツ鬼に襲われたときに彼女を置いて逃げてしまったことでフラれた男のために、もう一度同じシチュエーションを演出してよりを戻そう…というところまではまぁいいんですが、そこで扮する肝心かなめのバケモノというのが、なんでブラックデビルなんだ…。お前25だろ、あれをリアルタイムで見てた人はもうアラフィフだぞ…。で、彼女の方は前に襲われたときに助けてくれた翼に惚れてしまっていて、翼の指名手配写真を部屋中に貼っているという、こっちの方がはるかにヤベエ女であることが判明。しかし、翼がイヌブラザーに変身するといきなり「犬はイヤー!!」と叫んでヒトツ鬼に変貌。なんでそんなに犬が嫌なのかわからないうえに、変身したのがよりにもよって鳥人鬼。自身の戦隊における代表作の鬼をこんなところで出してよかったのか井上敏樹…。

 

 まぁ例によって話はツッコミどころばかりだったのですが、翼の過去について判明したのは大きな進展ですね。夏美を連れ去ったのは間違いなく獣人なんですけど、当然翼がそんなことを知る由もなく、そんな恋人を連れ去った何者かもわからないバケモノの言うことを一年間律儀に守ったというのは、藁にも縋る思いというものか。しかし今回、結局夏美には会えず余計な苦労を背負い込んだだけでしたが、やはり獣人は約束を守る気などなかったのでしょうか…。