BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンデッカー 第18話感想

 ダイナミックタイプの初戦闘から鳴りを潜めていたアガムスが再び登場。しかも、今回はまさかのヤプールと手を組んで。ヤプールと言えばここ20年ぐらいは出てくるときは巨大ヤプールの姿で出てくるのが当たり前となっていましたが、今回は実にエース以来50年ぶりに、本来のなんかグネグネ動く人型のシルエットという姿での登場だったのが驚きでしたね。しかし、登場を重ねるごとに怨念に飲み込まれて自分を見失っていってるようなヤプールですが、今回攻撃の対象としたデッカーはエースはもちろん光の国とは何の縁のゆかりもないし、そのために組んだアガムスもこれまた何の縁のゆかりもない宇宙人なわけですから、こいつの胡乱さもとうとうここまで来たかという感じです。

 

 今回送り出してきた超獣はZで猛威を振るったバラバではなく、久しぶりのアリブンタ。グリフォンを撃墜し、炎と蟻酸でデッカーを苦しめる超獣の面目躍如といった強敵ぶりを見せつけ、さらにはテラフェイザーとのタッグで追い詰めるものの、カナタの方もいよいよ戦い慣れてきたのか、ミラクルタイプの力を完璧に使いこなした分身戦法で互角以上に渡り合い、その結果としてテラフェイザーを追い込み、ダイナミックタイプでアリブンタも撃破。しかし、そこでデッカーを罠に嵌め、異次元空間へ放逐することに成功。ここ20年のヤプールと言えば、本来の目的よりも人間を罠に嵌めて愚かな生き物と嘲笑う趣味の方を優先し、それが仇となって逆襲され作戦も失敗するというパターンを飽きもせず繰り返していましたが、姿を原点に戻したのが幸いしたのか、今回は趣味に走らず確実に作戦を優先したな、と少し見直したのですが…次回予告を見たら、そこにはトリガーとともに戦うデッカーの姿が。ウルトラマン増えてるじゃねぇか…やっぱりダメだ、あいつら。