BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンデッカー 第4話感想

 GUTSホークとGUTSファルコンは合体してGUTSグリフォンになる…という機能がアサカゲから説明されるものの、データ収集段階でまだまだ実戦運用は先。そんな折、スフィアの影響か温泉が出なくなった温泉町の採掘現場から、奇妙なカプセルが発掘される。そしてそのカプセルが発した赤いガスの中から、モンスアーガーが出現した…!

 

 ダイナの登場怪獣の中でもファンの人気・知名度ともに高いモンスアーガーが登場。まだ4話なのにスフィアザウルス、スフィアゴモラ、モンスアーガーと新怪獣、もしくは既出の怪獣でも新規造形の着ぐるみをどんどん出してきているのがうれしいですね。ダイナの方のモンスアーガーはメラニー遊星に配備されていた自動防衛生体兵器でしたが、今回は同じメラニー遊星産でも、「勝手に宇宙に進出してくる不愉快な文明」の殲滅を行うための兵器の「実演販売用試供品」として送り込まれていたもの。「怪獣の通信販売かよ、ふざけるな!」とカナタが怒るのも無理はありませんけど、蚊やゴキブリが殺虫剤のCMを見たとしたら同じような反応をするんでしょうね。強敵ぶりも同じどころかパワーアップしており、火炎を吐いたり弱点の頭部を守る上にカウンターで電撃まで食らわせるシールドまで装備。デッカーを苦戦させたものの、哀しいかな生物兵器であるためにデッカーのフェイントに引っかかり目つぶしを喰らって怯んだ隙に頭にかかと落としを喰らい、ハネジローが操るGUTSグリフォンに頭頂部を撃ち抜かれトドメを指されることに。GUTSファルコンの翼に付いた火を間欠泉で消火したり、うるさいセールストークをやめないカプセルを殴って止めたり、デッカー=カナタであることがもろにふるまいに出るコミカルなシーンが楽しかったです。コミカルなやりとりを繰り広げながらも見事な連携を見せるカナタとハネジローの戦いぶりも、この作品ならではのものになりそうですね。