BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンデッカー 第19話感想

 前回見事にカナタを罠にかけ、異次元空間に引きずりこむことに成功したヤプール。カナタはどうにか異次元空間を脱出したものの、出た先は宇宙空間でそこに現れたスフィアの群れに取りつかれ大ピンチ…になったところを、突如何者かに救われる。救い主の正体は、ウルトラマントリガー!

 

 ヤプールにしてはうまいことウルトラマンを罠にかけたと思いましたが、なんとその先にはもう一人のウルトラマンがいて合流を許してしまうという、なんともお粗末なことに。ケンゴがそこに居合わせたのは、TPUの月面基地跡地に巣くっていたスフィアを殲滅するために来ていたので全くの偶然だったわけですが、やっぱり持ってませんねあいつら…。持ち前のしつこさを発揮して基地のガードロボットを操り二人を襲わせるも、ヤプールもまたスフィアに群がられて記憶を奪われ自分が何者かすら忘れてしまい、終いには二人のウルトラマンの必殺光線を浴びて哀れ爆散。これではZに登場したヤプールの残りカスから生まれたバラバの方がよっぽどいい仕事をしていましたね…。

 

 月のスフィアたちはあらかじめどこかから集めていたロボット怪獣たちの残骸の中からギャラクトロンmK2に乗り移ってデッカーとトリガーを攻撃。タイガの時はタイタス一人に倒されてしまいましたが、今回はウルトラマン2人を向こうに回して圧倒する、本来の強さを見せてくれましたね。これに対し、スカイタイプ×ストロングタイプ、パワータイプ×ミラクルタイプと特性の異なる形態のコンビで対抗するトリガーとデッカーの戦いは以前にタッグを組んだ時とはまた別の見せ方をしていてよかったですね。そして、ダイナミックとグリッター、2人のウルトラマンの最強形態の前には、さしものギャラクトロンmk2もついに倒れるのでした。ケンゴに見送られ、無事地球へ帰還したカナタ。そのあいだ、ケンゴを見舞おうとするリュウモンたちを引き留めようとハネジローは頑張っていましたが、突き指で入院中とかかすり傷で面会謝絶とか、AIにしては嘘つくのが下手すぎますねこいつ。嘘つくのが得意なAIというのもそれはそれで嫌ですけど。さすがにこれ以上正体を隠し通すのも苦しくなってきましたね…。