BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

王様戦隊キングオージャー 第10話

 五王国それぞれに巨大繭を仕掛けたバグナラク。デズナラク自らが出撃するバグナラクの侵攻を迎撃した4人の王たちは次々に倒され、ギラもまた捕まってしまう…。

 

 いやぁ、今回はいつにも増してすごかったですね。まず一人で国を守ろうとするそれぞれの王に対して本音をぶつけるそれぞれの側近たちがアツい。この時点でまだ10話なのにこんなに盛り上がっちゃっていいのかと思いましたが…初めての「王様戦隊キングオージャー」としての名乗りが、まさに王に相応しい威風堂々たるもので、その後に続くレジェンドキングオージャーの伝説の守護神に相応しい強さともども見ていて圧倒されました。前の戦隊は終盤にならないと本当の意味で全員が揃わないという異様な戦隊でしたけれど、キングオージャーはそれぞれの王が基本的には自分の国第一で動くために手を組むこと自体がめったにないという、これまた異様な戦隊、という感じで今後もやっていくのでしょうか。これまでも戦隊は常に群像劇でありましたけど、キングオージャーの場合はさらにその性格が強くなりそうです。

 

 その後、絶体絶命の危機から五王国を救ったこの奇跡をラクレスはちゃっかり自分の手柄とし、他の王たちはそれを黙認、ギラは姿を消すという結果になりましたが、あの王たちのことですからただ黙認したわけではなく何らかの企みあっての沈黙でしょうね。バグナラクもこれで終わりというわけでもありませんし、これにて第一章は幕、といったところでしょうか。そして新たな章の始まりには、また新たな登場人物が姿を現すようですが…。