BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

王様戦隊キングオージャー 第48話

 巨敵グローディをも撃破し、五道化はカメジムを残すとはいえ、いよいよダグデドとの最終決戦を目前に控えることになったギラたち。既にダグデドを倒す算段として、6つの王の証の力を利用した「超絶怒涛究極完全体キングオージャー」の計画は立てられていたが、グローディを倒すために王の証の力の一つである永遠の命を使ってしまっていたため、その代用品を立てることが急務となっていた。だがそこへ突然ダグデドが襲来するという、最も恐れていた事態が起き…。

 

 最終回までの3話はその3話全体で一つの最終回となる。事前に公式からそうアナウンスはされていましたが、その1話目はのっけからとんでもない大ピンチから始まりましたね。ダグデドがいつでもどこでも現れることはわかっていましたが、この期に及んでまでとは。ラスボスなんだから準備万端整えた王様たちの渾身の一手を真正面から受け止めるのが礼儀というものなのに、本当にわかってませんねこいつは…。

 

 ダグデドとの死闘の中、超絶怒涛究極完全体キングオージャーの完成は間に合わないと判断した王様たちは、次善の策である「避難計画ゼロ」を発動。それに従い側近と民たちは神の怒りの時と同様避難をするも、今度の避難場所はバグナラクではなく、さらに何か事情を知っているラクレスもキングコーカサスカブトやシュゴッドに乗り込むように言うだけ。納得がいかない側近たちが、避難完了まで開けないように厳命され託されていたバッグを開けると、なんとその中にはそれぞれの王の証が。さらにホログラムの映像が流れ、この避難の目的は別の惑星へと移り住み、再び時間をかけてでもダグデドを討つ機会を待つ、というものであることが明らかに。これでいいのかと問われたラクレスの「いいわけないだろう!!」という叫びに、これまであらゆる艱難辛苦に耐えてきた彼をもってしても、こればかりは耐え切れぬほどに苦渋の決断であったことがにじみ出ていましたね。しかし、側近たちはチキューの未来を切り開けるのは王様戦隊を置いて他にないと、あえてその意に反し反逆の意志を示すことに。

 

 しかし、そんな王たちの計画すらダグデドにはお見通しであり、ゴローゲに化けて一行に紛れ込んでいたカメジムが彼らを皆殺しにしようとする(本物が現れて声のデカさでどちらが本物か看破されたのには笑いました。これまでさんざん事態をかき回してきたあいつの声のデカさが身を助けるとは、世の中なにがよく働くかわからない)。しかしその時、突然「死者の国から迎えに来たぞ、下等生物!」という声とともに、誰もが予期していなかった援軍が。そう、死の国ハーカバーカとの扉が開き、デズナラク8世がやってきたのです。誰もが予想していなかった、しかし誰よりも心強い援軍の登場に、こちらのテンションは爆上がりで思わず声が出てしまいました。3話連続最終回の1話目からこの盛り上がりでは、この先どうなってしまうんでしょうか。