BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ22

 内藤雷汰からの依頼で、山でキャンプをしている彼の甥っ子に花火を届ける仕事を請け負った大也。しかし、まさにそこではハシリヤンのテントグルマーによってキャンプ中の子供たちと先生が窮地に立たされていた…。

 

 こんな山の中ならブンブンジャーも来ないだろ、と高をくくったハシリヤンでしたが、ところがどっこい、ヒーローは悪の組織がどこで悪事を働いていようが、不思議な力が働いて必ずやってくるものなんですよね。まさに「悪のあるところ必ず現れ、悪の行われるところ必ず行く」(キカイダー01の口上)。ハシリヤンの悪事に巻き込まれた子供を「大人は子供の笑顔を見るのが大好きなんだ」と励ます大也の理想のお兄さんぶりが、30分前に最低の民度の大人たちを見たばかりなのもあって余計に引き立ちますね。今回の苦魔獣であるテントグルマー、テントと言いながらバーベキューで使う携帯コンロの要素も入っていて火炎攻撃までしてくる厄介な奴であり、巨大化後には人質を建物に閉じ込めて火を放ちキャンプファイヤーを楽しむという、この番組にしては洒落にならない悪事を働きましたが、新たなブンブンカーであるブンブンレオレスキューにより大也が救助活動を開始。炎を飛び越えるシーンがまんまゴーゴーファイブのオマージュなのがうれしいですね。無事人質を救出後は他のブンブンカーと合体してテントグルマーを見事撃破。夏休みということで前回に引き続き火の危険について啓発する意味でも有意義な回でしたね。まぁ、こう異常に暑い日が続くとキャンプに限らず外で夏らしい遊びをしようなんて気は起こりませんけど…。