スピンドーの到着までに地球を片付けることに勤しむサンシーター(字義通りに受け取ってただの掃除をしてるのがこいつららしいですが…)。そこへ突然現れた、ヤイヤイ・ヤルカーの同族であるウェイウェイ・ヤルカー。ヤイヤイをスーパーエリートの道にスカウトするためにやってきたというウェイウェイ。ヤイヤイのためを思うデコトラーデとイターシャは、「今日をもってサンシーターは解散します!」と宣言するが…。
スピンドーの到着を目前に控えたタイミングで、再びサンシーターがその絆と根性を見せる回。ヤルカーを安心して送り出すために、ブンブンキラーロボでビュンビュンマッハーロボと必死で戦うデコトラーデとイターシャ。まるで「さようならドラえもん」でドラえもんが安心して未来に帰るために必死でジャイアンに勝とうと食い下がったのび太のようで泣かせるじゃありませんか。そしてヤルちゃんの方もまた、エリートへの道よりも一緒に走ろうと言ってくれたデコトラーデとイターシャへの気持ちを優先して戻ってきたのもまた泣かせます。まるで先斗とビュンディーの方が悪者に見えかねない展開でしたが、戦いは突如現れたスピードルがビュンビュンマッハーロボと合体して上半身だけエンジンオーのようなフォームとなったことで、無情にも決着。いい話でしたけど、ウェイウェイ・ヤルカーは何者だったのかも、それを追っかけてきたらしいけど特に事情を説明することもなくすぐに帰ってしまったスピードルも、結局何が何やらわからずじまいでしたね…。
一方サンシーターがそんな涙ながらの戦いを繰り広げていた頃、ブンブンジャーと苦魔獣の戦いの最中にハシリヤンの大番頭、グランツ・リスクが出現。一瞬で2体の苦魔獣を消滅させ、その際の衝撃波でブンブンジャーを吹き飛ばすという、圧倒的な強さの片鱗を見せつけて姿を消しました。これからラスボスがやってくるというのに、その側近でさえ脅威になりそうだとは…。