コヨミを連れてショッピングに出かける晴人。輪島さん曰く、コヨミがあまり外に出ないので時々晴人が連れ出しているらしい。平成ライダーの主人公って女性への気遣いに関してはからっきしなのが多いですが、晴人の場合はそっち方面にも気が利くようですね。晴人に勧められるまま、服をいくつも試着するコヨミ。うむ、現役アイドルだけあって何を着てもよく似合う。そんなとき、謎のケルベロス型のプラモンスターが2人の前に現れ、ついて来いとばかりに走り出す。その追跡途中、メデューサに襲われている青年を見つけた晴人は戦闘に入り、ケルベロスの追跡はコヨミが一人で行うことに。
一方その頃面影堂には、珍しく普通のお客さんが。映写機を見せてほしいというその女性・千鶴は、以前自主映画に出演したが、監督が行方不明になったので未完になってしまったらしい。そこへ晴人が保護した青年を連れてやってくる、彼こそ行方不明となっていた自主映画の監督・悟志だった。いつものようにゲートを保護しようとする晴人だったが、悟志は未完の映画を完成させると譲らない。結局、彼の大学の映画研究会にみんなで行くことに。
編集作業に集中したいということで悟志に部室から締め出された晴人たちは、千鶴の話を聞くことに。自主映画への出演がきっかけで女優を目指し始めた千鶴だったが、当然現実は厳しくなかなかうまくはいかず自信喪失気味だった。気分を変えるように部室の悟志を見に行く千鶴だったが、部室はもぬけの殻。もしやファントムに襲われたのではと探しに出る晴人。
その頃ケルベロスを追いかけていたコヨミは謎の洞窟にたどり着き、その奥にある部屋のベッドの上に置かれていた青い魔法石を発見。この魔法石、冒頭に同じ場所でワイズマンが自らの胸から取り出していたものでしたが・・・。その頃洞窟の外では、ケルベロスを回収する白い魔法使いの姿が。ワイズマンと白い魔法使い。両者の関係が気になります。
部室から逃げた悟志は、メデューサとフェニックスに囲まれていた。実は悟志はゲートではなく既にファントム・リザードマンで、ファントムの使命そっちのけで気ままに人を殺していたのでゲートの数まで減らしてしまい、粛清の対象になっていた。メデューサは命を助ける代わりにウィザードを倒せと彼に命令する。
悟志を探していた晴人は彼を発見。悟志は隙をついて事故に見せかけて晴人を殺そうとするが、2回失敗したところで自ら変身し襲いかかり、自分の正体をばらしてしまう。晴人がゲートだと勘違いしているのを利用しろとメデューサに言われてたのに・・・。きっとフェニックス以上に頭を使うのが苦手な人なんだろうなぁ。そんなこんなで戦闘を開始する2人だったが、そこに悟志を探していた千鶴がやってきてしまい、リザードマンに人質にとられてしまう。しかも一部始終を見ていたメデューサは、実は彼女がゲートだと見抜いた・・・。
なんともややこしいことになりましたね。リザードマンは倒さなければなりませんが、悟志の正体がリザードマンだと知られたら、それだけで千鶴が絶望しかねない。この状況を晴人はどう乗り越えるのか。