BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

アメトーーク 「スネ夫にくめない芸人」

 昨日録画していた「アメトーーク」の「スネ夫にくめない芸人」を視聴。前回の「のび太ほっとけない芸人」が素晴らしかっただけに、今回も楽しみにしておりました。

  • スネ夫のコスプレで登場するゲストたち。まずカツラのスネオヘアー再現度に感心。マンガで上下左右それぞれの角度で見たものを立体に落とし込むと、本当にああいう不可思議な髪型になるんですよね。
  • のび太ほっとけない芸人」では「のび太が動き出すことで物語が動き出す」「のび太が騒動を起こさなければただの日常」と言われていましたが、そののび太の行動の代表的な基点の一つが「スネ夫の自慢」(他は大体「ジャイアンの暴力」か「ないものねだり」。のび太の行動の基点の分類というのは面白そうな題材なので暇なときに研究したいところ)。おなじみの「自慢BGM」についても触れていましたが、一時期ニコ動でやたらとアレンジVer.が作られていましたね。個人的には↓がお気に入り。


  • バカリズムの「スネ夫には物語における決まった役割はなく、物語に応じて役割を使い分けている」というのはなかなかよい指摘でした。
  • スネ夫に弟がいるという事実をこの番組で初めて知った人も多いでしょうね。ペットのネコまで同じ顔というのはやっぱり異常。「のび太結婚前夜」でスネ夫がパーマになっていたのは、やはりスネ吉兄さんにあこがれた結果だったのか。F先生が生きていたらジャイ子の本名と同じぐらい訊きたい謎なのですが・・・。
  • スネ夫を語るうえでやはり「ラジコン大海戦」のエピソードは欠かせないですね。「スネ夫を殺して僕も死ぬ!」とキレたのび太は別の話でもドラえもんに爆弾を要求しながら「ジャイアンにぶつけて僕も死ぬ!」と叫んでいました。なぜか常に心中覚悟。普通は相手だけ殺して自分は助かろうとするものですが、こんなところにものび太の生来の人のよさが出ているようで、昔からこのセリフはなんか好きです。
  • 自慢の定番「○人用の○○」の真骨頂「3人用のビデオ」。この話の頃には既にこの人数制限系の自慢もパターン化されていて、スネ夫が実際に言い出す前に「どうせ3人用のビデオとか言うんだろう」と既にのび太はその場を離れているのがポイント。
  • 「小宇宙戦争」でビビリながらもしずちゃんと一人では行かせないと共に出撃、無人戦闘艇の特攻からしずちゃんをかばうシーンは、確かに大長編(劇場版)屈指のスネ夫の名シーンですね。しかし、それ以外にスネ夫が大長編で男を見せたところってあったっけ・・・?と思いました。

 今回もファンとして満足のいく内容でした。のび太スネ夫ときたら、次はいよいよジャイアンですね。