BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダー鎧武

 バイクレースの最中ヘルヘイムの森に突入した紘汰と戒人。戒人は紘汰から木に実っている果実がロックシードになることを聞き、襲ってくるインベスを排除しながらロックシードを採集・・・私もこの1ヶ月ぐらい似たようなことをしてますけど。一方、リーダーの裕也を探すことにした紘汰は、白いライダー=斬月により突然の攻撃を受け・・・。

 斬月の圧倒的な強さの前になすすべなく敗走し、恐怖にとらわれて変身することができなくなってしまった紘汰。ライダーの戦いは命がけである、というのは一見当たり前の事実でありながら、ここ何年かのライダーではあまりそのあたりは現実味を帯びたかたちでは描かれなかったので、こういうかたちではっきりと見せてくれるのはいいですね。のっぴきならない世界に片足を突っ込んでしまった後にどうするか。ヒーローとしての真価が問われる最初の関門であり、ここでようやく紘汰は仮面ライダーとしてのスタートラインに立ったとも言えますね。

 そして、そののっぴきならない世界に足を突っ込んでしまった若者がもう一人。チーム鎧武のメンバーであり、紘汰の弟分ともいえる光実。紘汰が戦えなくなってしまった今、チームを守るために彼もまたライダーとなる決意を固めることに。シドにベルトを譲るように交渉するシーンは、なかなかどうして腹芸もこなせるじゃないかとニヤリとしました。そして早くも登場する3人目のライダー、龍玄。銃使いライダーは途中で弱体化したり扱いが悪くなるイメージがありますが、果たして彼のこれからの運命は・・・。