BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 -魔戒ノ花- 第10話感想

 前回とは打って変わって、休暇をもらったゴンザの一日にスポットを当てたハートフルな回。牙狼シリーズも長く続いていますけど、ゴンザが主役になったのはこれが初めてですね。それにしてもザルバ曰く、ゴンザに休暇を与えたのは雷牙が初めてだそうですけど、大河も鋼牙もゴンザに休みをあげたことはなかったのか・・・。いくら執事が天職とはいえ、さすがにゴンザが不憫です。

 休暇をもらったゴンザは、古くからの友人である女性シェフ・アンナと会うことに。アンナを演じるのは映画「蒼哭ノ魔竜」で約束の地を支配する女王・ジュダムを演じた大女優・松坂慶子さん。ジュダムは敵役でしたが、アンナの少女のような天真爛漫さはジュダムと共通するところがありましたね。せっかく休暇をもらったというのにやはりゴンザは骨の髄まで冴島家の執事と言うべきか、「おいしい」という感覚を知らないマユリに自分の料理で笑顔になってもらいたいという願いを叶えるため、アンナと共に特製のスープを作ることに。ゴンザの苦心、そして実は引退した魔戒法師であったアンナの術の力も得て、ゴンザの願いは叶うことに。引退した魔戒法師というと後進の育成にあたっているイメージがありますが、普通の人間として暮らしている人もいるのですね。