BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ガンダムビルドファイターズトライ 第10話感想

 今回もやってまいりました、水着&クマ回。

 とりあえず前回の続きから。決勝戦の激闘の直後、意識を失ったセカイ。その頬にはビルドバーニングが負ったのと同じ傷が。それを見ていたメイジンの口ぶりからすると、ガンプラバトルにのめりこむとガンプラとファイターが同じように傷を負う現象があるということでしょうか。場合によっては危険な気もしますが・・・。その後、街でヨミの買い物に付き合っているスガと出会ったセカイは、彼が次元覇王流を知っていた理由と問いただすも、「全国大会が始まればわかる」とだけ答えるスガ。つまりは全国大会では次元覇王流使いのファイターがセカイ以外にも現れるということでしょうね。しかしこの拳法、セカイ自身も言っていた通り相当マイナーな流派のはずですから、数少ないはずの同門の拳士の存在をセカイが知らないというのはありうるんでしょうかね。

 一方、ミライは弟の活躍もあり、ファッションとガンプラの融合というわけのわからないテーマを掲げるファッションイベント「ガンコレ」に事務所によって半ば強引に参加させられる羽目に。キララが前作でのガンプラアイドルとしての活躍を足掛かりにハリウッドスターにまで上り詰めているというとんでもない出世ぶりまでさらりと明らかになりましたが。戸惑うミライに対して、ポイントゲットのチャンスとして彼女のガンプラ作りを(地区予選の時以上に張り切って)手伝うユウマ。そうして彼女が完成させた「ママッガイ」とユウマがプレゼントした「プチッガイ」がセットとなり、「ベアッガイF」が誕生。

 そして訪れたガンコレ当日。文字通りの「エルメスのバッグ」とかネタを挟んで、イベントの一環であるガンプララリーでデートを賭けてチャラ男アイドルと戦う羽目になったミライ。アイドルがファイターとして登場するのは前作、さらにその前の「ガンプラビルダーズ」からの恒例イベントですが、前2作のアイドルが他人の作ったガンプラ(最終的にはどちらも自分で作りましたが)を使っていたのに対し、ちゃんと自作。おそらくバンシィに影響されたと思われる、黒いターンエー。なんだ、チャラ男のくせにかっこいいじゃないかこれ。ただしこのチャラ男、他の参加者にミライを集中砲火させたり、ラリーそっちのけで倒そうとしてきたり、性格の方はかなりのゲス。そんなチャラ男にママッガイを倒されたミライの怒りが爆発、まさかのプチッガイによる次元覇王流でターンエーを撃破。今回ターンエーが選ばれたのは、ただこのやられ方を描くためにコクピット股間にあるターンエーが最もふさわしいというだけだったのだということを理解。

アッガイ:目が粒子砲、ランドセルミサイル、縦笛ビームライフル
アッガイⅢ:口から綿
アッガイF:昇龍拳股間をスマッシュヒット

 留まるところを知らないベアッガイの進化。はたして、次に現れるベアッガイはどんな力を我々の前に見せるのか・・・。

 しかし、個人的に最もテンションが上がったのは、水着でもクマでもなく、ユウマがミライにガンプラを見繕っている時に映った「HGUC バーザム」。ファンがキット化を願い続けているにも関わらず、なぜかバンダイが頑ななまでに商品化しようとしない非業の量産MS。ご丁寧に現実には存在しないパッケージイラストまで描き起こされていたのは、作画スタッフの中にもバーザムのキット化を熱望している人がいるということか・・・。本当に、バーザムをキット化してくださいバンダイさん。ついでに、バウンドドックボリノーク・サマーンガルバルディβも。