BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ガンダムビルドファイターズトライ 第19話感想

 前回に引き続き、セカイVSジュンヤの同門対決。前半はその決着までを描きましたが・・・うーん、私の場合どうもいまいち盛り上がれなかったというか。最後はジュンヤが改心するんだろうなとは予想していましたしそういう展開で全く問題はなかったのですが、そこに至るまでの経緯に不満が残りました。こういう戦いこそ、前作のビルドストライクVSザクアメイジングとかスタービルドストライクVSガンダムフェニーチェのようにお互いボロボロになるまでとことんやりあって最後はどちらも心から満足して終わる、というバトルを描かなきゃいけないんじゃないかと思うのに、実際はというと「そのときふしぎなことが起こった!」とばかりにいきなりビルドバーニングが覚醒して一方的にジュンヤをボコって終わりというのでは、バトルの最中尋常じゃなく目が充血する(違)ぐらいキレていたジュンヤが木こりの泉にぶちこまれたぐらいにきれいなジュンヤになるまでの過程として説得力に欠けると言わざるを得ません。

 で、Bパートはいよいよ満を持して出陣したルーカスと、予想通りそのかませ犬になってしまった我梅学園。前作でやられまくっていたチョマーですらやられたところは毎回描かれていたのに、アドウのときに続いてまたもややられたところさえ描かれずに終わるというあんまりな扱い。しょーもない理由でフェリーニに因縁を吹っかけては体よくあしらわれていたチョマーと違って彼ら自身は真剣に優勝を目指すファイターなだけに、さらにもののあはれを誘います。まぁ、アニメで動いている(今回ほとんど動いてませんけど)フルクロスが見られるのは嬉しいのですが。しかしジュンヤの時といい、セカイはこれから対戦する相手に対してガンプラ学園以外はとことん無頓着ですね。ベスト4まで残ったからには、他に残っているチームはどれもみんなこれからぶつかる可能性があるんだから選手の顔はもちろん諸々の情報を収集しておくのは当然のことだと思うのですが。しかしルーカスの場合、前作で言うところのジュリアンのようにガンプラ学園の前に強敵として立ちはだかる役回りのようで。