BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダードライブ 第44話感想

 第二のグローバルフリーズの危機が迫る中、迎え撃つ人類側も着々と準備を進行中。その結果完成したピコピコ4号こと量産型ドライバーで、ついに課長が変身! うん、いい感じに安っぽいデザイン。警察の量産型ライダーとしては、G3マイルド以来ですね。結局量産化は見送られたG3マイルドとは違い、この量産型ドライバーはりんなさんと究ちゃんが徹夜で家内手工業的に作っていましたが、活躍の機会はあるんでしょうか。

 入院した霧子を見舞い、彼女の進ノ介に対する気持ちを確かめるチェイス。口では否定しながらもその反応が完全に進ノ介と同じだったことからその真意を悟り、初めての失恋を経験する。それでも愛した者の幸せのために戦うと決意するチェイス。ただの機械だった彼が、ここまで人間らしく成長を遂げるとは。

 そして、今回の話の主役はなんといってもブレン。蛮野に恭順するふりをしながら、敬愛するハートが最も愛するメディックを救うために散っていったその姿は、チェイスにも重なりますね。「優秀で、誠実で・・・」と最後の一つを言えないまま消えていくのが泣かせます。仁良と組んでいろいろ卑劣なことをしてきた彼でしたが、やはりこれでこそ三条脚本の敵の散り方というものです。